【ONE PIECE】"いないはずの女"はハートのクルー1【ロー】 (ページ45)

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"ロー！！！" ページ45

しばらくしてからモネのでんでん虫がﾌﾟﾙﾌﾟﾙと音を出した。
相手はシーザーのようだ。

でんでん虫からはスマイリーのエサやらなんやらよく分からない単語が聞こえてくる。
それに対して姉さんは「準備は整っています」と言っている。

どうやらこれから実験が始まるらしい。
内容こそ言わないものの、その実験が私達にとって良くないものであることは容易に想像できた。

「ねぇ。今から何するの？ローやルフィが危ないめにあったりしないよね？」

モネ「さぁ。M(マスター)のことだからどうかしら？」

この島に来てから2年が経つけれど、スマイリーなんて単語を聞いたことは一度もない。
エサというからには生き物なのだろうが、シーザーにペットを飼っている素振りはなかった。

予想のできない事態に困惑する私とは違い、檻の中にいるローは冷静な様子だ。
何か策があるのかもしれない。

それから少しして、ついにシーザーがこの部屋に戻ってきた。

シーザー「シュロロロロ…直(じき)だ、モネ。映像を出せ。」

モネ「はい。」

姉さんに指示を出した後、シーザーが檻の前に経つと、それから少しも経たないうちにローのうめき声が部屋に響いた。

ローを見ると、彼は心臓の辺りを抑えて苦しそうにしている。
この光景はさっきも見た。
ローが姉さんを部屋から連れ出した後と同じだ。

「ロー！！！」