"お似合いだよ、ロー…" ページ39
ロー「これを成功させてシーザーは政府やベガパンクの鼻を明かそうってハラだろうが…そうそう上手くはいかねェよ。…本気で助けてェのか？どこの誰だかも分からねェガキ共だぞ。」
ナミ「えぇ。この子達に泣いて「助けて」と頼まれたの。この子達の安全を確認できるまでは、私は絶対にこの島を出ない。」
眠っている子供の体を撫でながらそう話すナミ。
彼女の目からは「絶対助けるんだ」という強い気持ちがうかがえる。
ロー「……じゃあお前一人残るつもりか？」
ルフィ「仲間置いてきゃしねェよ。ナミやチョッパーがそうしてェんだから俺もそうする。お前、俺たちと同盟組むんなら協力しろよ？」
ルフィは有無を言わさない様子でローにそう言い放つ。
さっきのちゃらんぽらんな様子とは全然違う……と思った矢先。
ウソップのルフィ的同盟は何なのかの説明と共に鼻をほじり出した。
ウソップ曰く、ルフィ的に同盟とは「友達みたいなもの」らしい。
ウソップ「主導権を握ろうと考えてんならそれも甘い。自分勝手さでは既に四皇クラスと言える。」
ルフィ「大変だ、そりゃー」
「…」
ローは多少反論しようとしたみたいだけど、無駄だと思ったのか諦めたようだった。
ロー「ガキ共に投与された薬のことは調べておく。船医はどいつだ。一緒に来い。シーザーの目を盗む必要がある。」
船医だと名乗りあげたのはチョッパー。
しかし、フランキー入りチョッパーの時にロック&スコッチと戦う為に暴走した体は既にボロボロ。
ウソップは動けないチョッパーをローの帽子にくくりつけた。
私を含め皆、クールなローに似合わないその姿を見て大笑いする。
ルフィ「おまえ、そりゃあ無いって！」
フランキー「So cuteだぜェ？」
「お、お似合いだよ、ロー…ぷふっ」
ロー「…」
麦わらの一味と合流して数分。
早くも彼らに流されまくるローだった。
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作者名：ぽんちゃむ | 作成日時：2019年10月20日 8時
