"トラファルガーだからトラ男？" ページ37
研究所跡。
私達は麦わらの一味と合流する。
一味「ハートの海賊団と同盟を組む〜〜！？？」
突然の同盟発言に対し彼らは次々に異議を唱えていく。
シーザーの誘拐と打倒四皇の話を持ちかけたんだから、これが当然の反応だ。
そんな中、ずっと静かに聞いていたロビンが口を開いた。
ロビン「…ルフィ。私は貴方の決定に従うけど…海賊の同盟には裏切りが付き物よ。人を信じすぎる貴方には不向きかもしれない。」
ルフィ「え？お前、裏切るのか？」
ロー「いや」
ウソップ「あのなァ！！！」
ルフィ「とにかく海賊同盟なんて面白そうだろ！？トラ男は俺いい奴だと思ってるけど、もし違ったとしても心配すんな！！！俺には二年間修業したお前らがついてるからよっ！！！」
ルフィの言葉に異議を唱えるかと思いきや、一味のほとんどが「ルフィったら〜」と照れ始める。
なんて能天気な海賊団なの？
よくもまぁ、この海賊団は今の今まで潰れないでいられたなって感心するよ。
でも、きっとそれはルフィの人望なんだろう。
ルフィの言葉には人を信じさせる強い力がある。
それに助けたいって思わせる力も。
だからこそ私は彼らをここから逃がそうと思ったんだ。
「ところでロー？」
ロー「なんだ」
「いつの間にかトラ男って呼ばれてるんだね。トラファルガーだからトラ男？…何それ、可愛い。」
ロー「あいつらが勝手に呼び始めただけだ！俺は別に好きで呼ばれてるわけじゃねェ！！」
それにしてもトラ男って…笑
だって…トラ男だよ？
あのクールなローがトラ男って。
センスありすぎ。
ロー「A、てめェ、よっぽど俺にバラされてェようだな」
ローの眉間にシワがよっていて怒っているかと思えば口角は上がっている。
どうやらこれは本気のお怒りモードのようだ。
しかし、怒っていると分かっていても笑いが止まらないものはどうしようもない。
ロー「シーザーの誘拐が成功した後が楽しみだな、A。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽんちゃむ | 作成日時：2019年10月20日 8時
