"大丈夫なの！？" ページ36
ルフィ「お前、ナミを助けてくれたのかー！！」
ロー「……少し考えてな。お前に話があって来た…麦わら屋。」
ローが話しているにも関わらず、ナミに巻かれた鎖を噛みちぎるルフィ。
あんな固い鎖をいとも簡単に。
ロー「お前らは偶然ここへ来たんだろうが…この島には新世界を引っかき回せる程の、ある重要な鍵が眠ってる。」
ルフィ「…？」
ロー「新世界で生き残る手段は二つ。四皇の傘下に入るか、挑み続けるかだ。誰かの下につきてェってタマじゃねェよな、お前。」
ルフィ「ああ！おれは船長がいい！」
ロー「だったらウチと同盟を結べ！お前とおれが組めばやれるかもしれねェ…四皇を一人、引きずり降ろす策がある」
不敵な笑みを浮かべてそう言い放つロー。
その表情に少しばかりゾクッとした。
ナミ「同盟ですって！！？バカバカしい…！何が狙いか知らないけど、ダメよルフィ！こんなやつの口車に乗っちゃ！！」
こんなやつ…。
まぁでも、その反応が普通だよね。
敵か味方かも分からない海賊に同盟を結べなんて言われたところで、易々とそれを受け入れられるはずはない。
ルフィ「その四皇って誰の事だ？」
ロー「百獣のカイドウという男だ。」
ルフィ「ふーん、一人目はシャンクスじゃなきゃ、まぁいいか！…よし、やろう！」
「え！？ちょっと、そんな簡単にこっちの話受け入れて大丈夫なの！？」
ナミ「そうよ、ルフィ。もう少し、慎重に考えましょう？」
ルフィ「大丈夫だ！トラ男もAも悪いやつじゃない！俺が保証する！」
私達は勿論、麦わらの一味を潰そうと考えてるわけではない。
そうだとしても、もう少し話を聞いてから決めた方が良いんじゃないの！？
もし、私達が悪いこと考えてたら大変なことになるじゃない。
ルフィ「そうと決まれば、あいつらに話さないとな！…トラ男とA！お前らも来い！」
ロー「あぁ。そうするつもりだ。」
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作者名：ぽんちゃむ | 作成日時：2019年10月20日 8時
