"それ面白いの？" ページ17
そんなこともあったなぁ。
うんうん、懐かしい。
それから少しの間私はローと距離をとった。
ローはそんなの気にしていない様子でいつも通り。
変わったことと言えば、喧嘩がなくなったことくらい。
でもいつからだっけか？
そんな関係が元に戻ったのは。
長く過ごしていたら、ローは無差別にそんなことする人じゃないんだなって分かったからかな？
そしていつの間にか私は…
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
ｶﾞﾁｬ
シーザー「なにぃ！？また侵入者だって！？…ん？あぁ、そうか。気をつけるんだぞ？」
ｶﾞﾁｬ
「侵入者？」
シーザー「炎の土地に海賊船が停まっていたらしいが、全員眠らせて捕まえたようだ。」
特に私が行く案件でもないらしい。
それからまた侵入者の連絡が入ったが、シーザーは「大丈夫だろう。」と気に止める様子もなくなった。
自室に戻るとローは床に座り医学書を読んでいた。
周りには、シーザーから借りたらしいたくさんの医学書が積み上げられている。
「ここ私の部屋なんだからあまりスペースとらないでよ」
ロー「俺の部屋でもある」
答えてはくれるけど目線は医学書の方を向いたまま。
「それ面白いの？医学書」
ロー「…あぁ。タメになる。」
パラパラっとめくってみると文字ばかり。
しかも文字小さい。
絵とか写真はたまについてるけど、なんというかキモい。
「うげぇ、眼球…。よくこんなの見れるね。」
ロー「医者だから当然だ。それに、俺の食った悪魔の実は医学の知識がないと使えねェからな」
「なんでそんな面倒くさい悪魔の実食べたの？ほら、もっと他にあるじゃん。知識不要で使えるやつとかさ。」
ロー「これを食ってなかったら、俺は今この世にいねェ。コラさんが命懸けで俺に命をくれた。」
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作者名：ぽんちゃむ | 作成日時：2019年10月20日 8時
