ひまわりの咲くおうち【雪】 (ページ14)

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俺が守るよページ14

目黒side

まだ大人が寝るには早い時間。

もう、1時間くらい前にふっかさんと寝たはずの

陽葵が突然部屋に入ってきたと思ったら、

そのまま抱きついてきて、しくしく鳴き始めたので

困惑する俺。

、

目黒「陽葵？どうしたの？」

陽葵『……なんでもなぁい。』

目黒「なんでもないのに泣いてるの？」

陽葵『……ん』

、

よくわかんないけど、無理に聞き出すのも良くないかなと

思ったので、とりあえず抱きしめたままゆらゆらしてたら

ポツポツと話し始めた陽葵。

、

陽葵『……ひまり、やだっていってるのに、

しつこくおいかけてくるの。』

、

話を聞くと、クラスのある男の子に嫌なことをされているらしい。

あーあ、その子絶対陽葵のこと好きじゃん！

好きだからいじめちゃうやつじゃん！

でもごめん。

俺は君のことを庇ってあげられない。

、

目黒「そっかぁ〜。

じゃあ、今度蓮くんがダメだよって言ってあげる。」

陽葵『ほんとぉ？』

目黒「ホントだよ。俺はいつだって陽葵の味方だから。」

陽葵『うん！ありがとう！れんくん、だぁいすき！』

目黒「俺も大好きだよ」

、

ちなみに後日、公園で「じゃあ、お話してくるね？」と

陽葵に伝えてから、その男の子に

【好きな子には優しく。これ男の基本な？覚えとけ】

と教えてあげた。

やっぱ俺、優しいわ。‪笑

、