向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ46)

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少年たちに「ごめん、抜けるね。また会えたら一緒にやろうな！」と声をかけて陽葵の元へ走る。

目黒「陽葵、どうした？ちょっ、足怪我してんじゃん！」

陽葵『……ごみ、すてたかったのぉ！』

膝から流血してる陽葵の手には空っぽの紙パック。

そして視線の先にはゴミ箱があった。

捨てに行く途中に木の幹に足をひっかけて転んじゃったみたい。

目黒「そっか。陽葵、泣かないでえらかったね。」

陽葵『ひまり、おねえちゃんだもん。』

目黒「水道でお膝キレイにしてから、おうち帰ろっか。」

陽葵『なんで！？やだ！まだあそぶのぉ！』

目黒「続きはおうちで遊ぼうよ〜。公園はまた連れてきてあげるから、さ？」

ヤダヤダ言ってる陽葵をお姫様抱っこで水道に連行して膝についた砂を洗い流してから、シェアハウスへ帰宅。

転んだ時は泣いてなかったのに、帰り道では何故かしくしくと泣いて俺のTシャツの胸あたりを濡らしている。

そんなにまだ外で遊びたかったのかな？と思っていたけど、その読みが外れていたと知ったのはシェアハウスに帰りついた後だった。

目黒「ただいまー！」

向井「え、陽葵とめめがもう帰ってきたんやけど！」

佐久間「うえぇ！？なんで！？早くない！？」

阿部「ん？陽葵、時計忘れちゃったの？」

宮舘「いや、プリ〇ュアの腕時計つけてあげたよ？」

目黒「え、なに？早く帰ったらダメだったの？陽葵が転んで怪我しちゃったから帰ってきたんだけど。」

佐久間「そ、そんなことないでやんすよ！ね、みんな！」

向井「あたりまえやーん！！！」

目黒「ねぇ、2人とも嘘が下手くそすぎない？」

向井「なんでやねん！！！」

陽葵『うわーーーん！！！ごめんなさいいい！！！』

阿部「ちょっ、陽葵？俺たち怒ってないよ？」

宮舘「大丈夫だから、ね？」

目黒「ちょっ、阿部ちゃんどういうこと？」

阿部「あはは、ちょっとね…。」

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