向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ39)

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こーじの日ページ39

向井side

なんか詳しくは、よお分からんけど今日は舘の仕事に助っ人としてAさんが着いて行ってしまったので俺が料理当番。

大量の卵を溶いてフライパンに流し込みぐるぐるかき回す。

ホンマ大人数のご飯作るのって大変やなぁ。

いつもなんてことないって顔をして料理してるAさんに改めて感謝。

陽葵『おはよぉ〜。』

向井「おはようさん。」

起きてきた陽葵は、今日も安定に眠そうだ。

陽葵『あれぇ、ママは？』

向井「ママは舘様とお仕事やねん。だから、今日は康ちゃんとお留守番しよーな？」

陽葵『ふーん、わかったぁ！ひまり、おかおあらってくるね！』

最近、陽葵はふっかさんなしでも自分でするようになった。

もうすぐ小学生やし、いい事なんだけど、ふっかさんはちょっと寂しそう。笑

カフェ風のワンプレートに盛り付けた朝ごはんを作ってみたら、それを見た陽葵が『わあ！』と声を上げた。

陽葵『こぉじも、おりょうりじょーずね！』

向井「ほんまぁ？ありがとう。」

陽葵「おいしそう！ね、ラウ！」

ラウ「うん、康二くん本当に料理できたんだね！」

向井「なんやラウール、バカにしとるな！？」

ラウ「し、してないよ！」

陽葵『ねぇねぇ、たべていい？』

向井「どうぞ、召し上がれ。」

陽葵『いただきまーす！』

元気よく挨拶をした陽葵はサンドウィッチを口いっぱいに頬張ってリスみたいになっている。

陽葵『おいちい！！！』

阿部「あーあ、そんなに急がなくても誰もとらないよ。」

渡辺「陽葵、ゆっくり食えよ。笑」

陽葵『んぐっ！」

渡辺「ちょっ、つまらせてるじゃん！誰か水！」

深澤「ほら、お水。」

陽葵『ぷはぁ！……ひま、こーじのごはんすき！』

向井「良かった！」

陽葵に気に入ってもらえて良かったなぁ…とニヤつきながら後片付けをしていたら足元にくっつき虫のお知らせ。

向井「陽葵、どうしたん？」

陽葵『ひま、きょうはこうじのひ！』

向井「へっ！？」

目黒「え。」

渡辺「は？」

ラウ「なんで！？」

陽葵『ひま、こうちゃんがすき！』

陽葵の胃袋をつかみ、なぜか独占権をGET。

最高。

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