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そして初日の出が見え始めた頃。
無理やり起こされて気づいたら寒空の下だった陽葵のご機嫌は案の定最悪です。
向井「陽葵、こっち向いて！初日の出と陽葵の写真なんてめっちゃ縁起がいい！最高！インスタ載せよ！」
いつも通りのハイテンション写真家の康二くんと、
陽葵「さむいぃ、ひまかえる。ねむぅいの！！！」
ふっかがほとんど大正解の言葉を口にしながら、ひーくんの腕の中でじたばたする陽葵。
あらら、予想通り。
とりあえず初日の出が見れたからいっか…と帰宅した。
一旦、部屋で仮眠をとって、私はおせち作りを開始。
陽葵は、お友達から届いた年賀状を見てニヤニヤしてる。
あれは完全にじゅりくんからの年賀状だろう。
お兄さん達にバレるとめんどくさいぞ〜？笑
佐久間「陽葵、何見てるんでやんすか？」
陽葵『な、ないしょぉ！』
佐久間「なんで！？あー！分かった！じゅりくんでしょ！」
岩本「じゅりくん…？」
佐久間「あ、やっぱりじゅりくんじゃん！へぇ、じゅりくんのおうちって5人兄弟で全員男の子なんだ！すごいねぇ！」
陽葵『うん！じゅりくんは、よんばんめなんだって〜。』
佐久間「へぇ…って、陽葵！ここ、大好きって書いてあんじゃん！」
陽葵『うへへ、うん！』
岩本「だ、だいすき…！？」
いやいや、 ひーくん動揺しすぎでしょ。
大好きなんて、みんなも毎日言われてるのに。
岩本「それで、陽葵もじゅりくんに年賀状送ったの？」
陽葵『うん、おくったよ！』
岩本「……陽葵は、なんて書いたの？」
陽葵『うーんと、ことしもいっぱいあそぼうね！』
岩本「そ、そっか！」
あーあ。ひーくん、安心するの早すぎ！
まだ終わってないよ。
陽葵『あと、だいすきだよ！ってかいた！』
岩本「え。」
佐久間「おぉ、陽葵両思いじゃん！！！」
岩本「佐久間！！！」
佐久間「うぇ！？なんで俺怒られた！？」
陽葵『りょーおもい、うれし〜♪』
岩本「……ひま、り。」
なんていう面白いこともあった。笑
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2021年1月19日 15時
