向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ34)

今日:28 hit、昨日:97 hit、合計:482,306 hit

ドタバタ年末年始ページ34

Aside

世界が全く予想もしていなかった大変な事態に見舞われた2020年も、あと数時間で終わろうとしている。

1年を振り返ると、もちろん大変だったこともあったけど、それ以上に皆とシェアハウスで過ごせて幸せだったなぁ。

陽葵は皆と迎える年越しを楽しみにしていて、夜起きるためにお昼寝を沢山していたので元気いっぱい……のはずだったんだけど、結局睡魔に敗北したらしい。

テレビの前で大きく船を漕いでるところをふっかに見つかり、抱っこされている。

『こら、陽葵。寝るならお部屋でねんねして！』

陽葵『……ちあう……ひま…おきるのぉ……Zzz』

深澤「もう流石に無理でしょ、これは。笑」

阿部「せっかくお昼寝して準備万端だったのにね？」

佐久間「ふふっ、かわぁいいっ！」

『陽葵〜？2020年ラストは誰とねんねするの〜？』

深澤「そんなの俺一択だよな！？だって今、陽葵は俺の腕の中だもんな！？」

陽葵『……んぅ、めめぇ。』

目黒「え、俺？しかも呼び方いつもと違うし！」

深澤「色々となんで！？陽葵ぃぃいいい！！」

陽葵『ふっか、うるさぁい！……めめ、だっこぉ。』

目黒「はいはい。ふっかさん、離してくださいね。」

深澤「ねぇ、なんで？？？ズルくない？？？」

目黒「じゃ、寝かせてきます。」

『はぁい、よろしく〜。陽葵、おやすみ。』

蓮くんと陽葵を見送り、落ち込んでいるふっかに慰めのビールを手渡してから自分もプルタブを開ける。

のどごしが最高でおっさんみたいな声を出しちゃったけど、気にしない気にしない。

岩本「Aさんは美味しそうにお酒を飲むよね。」

『ん？それって褒めてる？』

岩本「もちろん。」

『ならいいけど。』

渡辺「Aさん顔は美人なのに、中身は結構おっさんくさいよね。」

『しょっぴーは褒めるか貶すかどっちかにして。』

渡辺「どっちも褒めてるけど？」

『ちなみに嘘ばっかりつく人はお正月のご飯ないから。』

渡辺「そ、それは！！！」

佐久間「にゃははっ！翔太、大ピーンチ！！！」

、