向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ22)

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陽葵『ママ、見て〜♪』

『うん、かわいいね！誰から貰ったの？』

陽葵『ほっくん！！！』

『……え！？ほっくん！？』

岩本「ふっかが預かったらしいよ。」

『あ、そうなの…。』

陽葵『ほっくんに、あとでありがとうってでんわする！』

『うん、そうだね！』

岩本「じゃあ、行こっか。」

ひーくんの運転する車に乗って1時間半。

到着したのは、鎌倉の豪華なおうち。

岩本「着いたよ。」

陽葵『ここどこぉ？』

岩本「陽葵のためのお城だよ。」

陽葵『え！！！』

岩本「ほら、おいで？」

ひーくんが入口まで陽葵を連れていくと、そこにはシェアハウスのメンバーがタキシードを着て立っていた。

「「「陽葵、お誕生日おめでとう！！！」」」

陽葵『にゃはっ、ありがとう！！！』

……なんだこれ！

陽葵も普通に受け入れてるの、なんで！？

宮舘「陽葵は今日一日中俺たちの大切なお姫様ね。」

陽葵『やったぁ！』

深澤「まぁ、陽葵はいつもお姫様だけどな！」

陽葵『ふっか、すきぃ！』

深澤「……まじ！？」

渡辺「陽葵、俺は！？」

陽葵『だいすき〜！』

渡辺「よっしゃぁ、ふっかに勝った。」

深澤「は？」

阿部「ちょっと、2人とも低レベルな争いやめてくれる？陽葵の誕生日なんだからさ。」

深澤渡辺「「ごめん！」」

佐久間「それでは俺たちのかわいいプリンセス、お手をどうぞ？」

陽葵『うんっ！』

さっくんの手を取り、建物の中に入っていく陽葵。

その後ろをついて行く皆の中から、1番話が通じそうな阿部ちゃんを捕まえた。

阿部「ん？Aさんどうしたの？」

『どうしたのはこっちのセリフ！なにこのおうち！』

阿部「あー、これ？貸コテージだよ。大人数で泊まれるとこって、こういうとこしか無かったからさ〜。この格好なのは今年のテーマがお姫様と王子様だから。お城をイメージにしたかったから、ラウと頑張って白のコテージ探したの。どう？」

『……もう好きにして。』

阿部「ふふっ、Aさんも楽しんでね？」

……その微笑み、すごい嫌な予感するんだけど！？

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