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『えぇ…ホントごめんね。』
深澤「いやいや、それはいいんだけどね？このままじゃ、陽葵が可哀想だから、なんかいい案ないかなぁって。」
向井「えー、なんやろう？」
岩本「……運動会の代わりになるようなことするとか？」
渡辺「なにそれ。」
佐久間「あ！これは？」
佐久間がテレビに映し出したのは、陽葵が好きなすのおまんと同じ事務所のすとーんずのYouTube。
阿部「優しい運動会？」
佐久間「この前、陽葵と一緒に見たんだよね〜。」
その動画を食い入るように見た俺達は「これだ！」と声を揃えたのだった。
数日後。部屋で折り紙をしている陽葵に話しかける。
深澤「ねー、陽葵。今から運動会しよっか！」
陽葵『うんどーかい？』
深澤「うん。運動会。」
陽葵『でも、ひまり、うんどうかいダメなんでしょ？』
深澤「特別な運動会だから大丈夫。おいで？」
不思議そうな顔をしている陽葵を庭に連れていく。
陽葵『わぁ！！！すごぉい！！！』
運動会風の装飾を施した庭は、割と可愛くできた。
今日が終わっても、ずっとこのままにしとこうかななんて。
佐久間「陽葵、今日は優しい運動会でやんすよ♪」
陽葵『すと！』
佐久間「そうそう、すとの運動会を俺たちとしよ？」
陽葵『するぅ！』
佐久間「ふふ、良かった。」
ご機嫌の陽葵を椅子に座らせる。
全員参加のシェアハウス運動会。
ちなみに焼けたくない翔太は部屋の中から参加中。
深澤「第1競技は、騎馬ポン！」
陽葵『わーい！』
陽葵は照の肩車、
佐久間が上でめめラウが下の馬、
翔太が上でだてあべが下の馬、
俺は審判で、康二は写真係。
深澤「よーいドン！」
陽葵『ひーくんいけー！』
岩本「はいはい。」
佐久間「おっ、ひまりきたな！はい、どーぞ。」
目黒「は？」
ラウ「えー、ずるい！僕も上が良かった！」
佐久間が近づいてきた陽葵に頭を差し出したから、下のふたりがブーブー文句言ってる。
陽葵『さっくん、ぽんぽん。』
深澤「はい、佐久間負け〜！」
佐久間「負けたでやんす〜。」
目黒「そもそも勝つ気無かったじゃん。」
佐久間「にゃはっ、バレた〜？」
ちなみに翔太も同じで頭差し出したから、陽葵の勝ち。
陽葵ファーストの運動会だからね！
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2021年1月19日 15時
