向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ20)

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ふっかより先にシェアハウスの中へ戻ると、本来この時間にはいるはずの無い陽葵の姿。

岩本「あれ、陽葵？」

陽葵『ひーくん！』

岩本「うるさくて、起きちゃった？」

陽葵『ううん、ひまりずっとおきてた！』

岩本「え。」

陽葵『ひーくんとママのないしょは、ひまりのねたあとだとおもったからまってたの！』

……え、陽葵、天才じゃね？(親バカ)

『こら、陽葵。ねんねのお時間でしょ〜！』

陽葵『やぁだ！みんなだけずるい！』

『そんなこと言ったってさー。』

陽葵『ひーくんのシャカシャカジュースひまりも、のみたいもん！』

渡辺「シャカシャカジュース…確かに。」

岩本「陽葵、ちゃんと歯磨きもう1回できる？」

陽葵『うん！』

岩本「じゃあ、今日は特別。」

割るためのオレンジジュースをシェイカーに入れて振る。

もちろん意味は無いけど、陽葵にとっては振ったことが重要だからね。笑

陽葵『わぁ！！！ひーくんかっこいい！！！』

岩本「ありがとう。」

深澤「照ずるくね！？俺だって振るくらいできるし！」

佐久間「ふっか、嫉妬は醜いぞ♡」

深澤「うるせー！！！」

オレンジジュースを飲みやすそうなグラスに注いで、陽葵に出すと嬉しそうにみんなに自慢してる。かわいい。

飲み終えてしっかりと歯磨きをした陽葵は、ひとりでラウールの部屋に戻って行った。

康二の「陽葵、俺と一緒にねーへん？」という誘いは『ラウ、あさおきてひまりがとなりにいなかったらびっくりしちゃうから！』なんてお姉さんらしい発言で断っていた。

成長を感じるなぁと思ったけど、康二は普通に振られて落ち込んでたよ。笑

『結局いつも最後は2人だね。』

宮舘「そうだね。」

『お酒はやっぱりおいしいな〜。』

宮舘「ふふ、Aさん。さすがにちょっとほっぺた赤くなってるよ。」

『え、ホント？飲みすぎちゃったかなぁ。』

岩本「ねーえー！俺の前で二人の世界に入るのやめて！？」

舘さんとAさんだけが残った深夜2時。

もうそろそろお開きの時間だ。

岩本「最後にこれをどうぞ。」

『これは、なんていうカクテル？』

岩本「カリフォルニアレモネード。カクテル言葉は…」

【永遠の感謝】

俺たちの毎日を彩ってくれてありがとう。

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