検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:90,238 hit

60 -玲於Side- ページ10

デートの約束に浮き足立ってるとタクシーは無事にマンションの前に着く。
財布を出して、タクシー代を払おうとするとAさんに制止された。


『玲於君。良いよ。お財布閉まって?』

玲於「いや、でも…」

『ほら、一応年上で先輩だしさ。そのー…格好付けさせて?』


って、ぽんぽんって俺の頭を控えめに撫でるAさん。
あまりの格好良さに俺はその場でこくり、と頷くしか出来ない。

すっごい、さり気なく頭ぽんぽんされた。
悔しいけど、…格好良い。

もう一回お礼を伝えて会計を終えたAさんと2人でタクシーを降りてマンションへ。
いつも帰るマンションのエントランスなのに、入るだけなのに緊張する。

何か、今から一緒の部屋に帰るみたいじゃん。
違うよ、違うけどね。


『そだ、玲於君って何階?』

玲於「俺はAさんの一個下の階の角部屋です。」

『あ、良いなー角部屋。自分も角部屋狙ってたけど空いてなかったんだー。』


羨ましい、って笑いながらセキュリティを解除して一緒にエレベーターに
乗り込んで最上階と一つ下の階のボタンを押した。
しばらくするとチン、と自分が降りる階に着いた事を告げるベルが鳴る。


玲於「それじゃ…」

『お疲れ様、これからご近所さんだし…改めてよろしくね玲於君。』

玲於「こっちこそ、よろしくお願いします。」

『ふふっ、固いなー。玲於君。』


エレベーターを降りると同時に深く頭を下げたら扉が閉じる間際に頭をまた撫でられた。
そしてAさんが俺の頭から手を離すと同時にエレベーターの扉が閉まる。

エレベーター前に一人残された俺は自分の頭をぺす、と情けない音を立てて触る。
…はぁ、幸せかよ。

61 -主人公Side-→←59 -玲於Side-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
518人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 三代目JSB , EXILE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆうき(プロフ) - 面白いです。更新、楽しみにしてます。 (2019年9月2日 16時) (レス) id: 9e39fec3dc (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 更新お待ちしてました! (2019年6月18日 17時) (レス) id: bb13eedbde (このIDを非表示/違反報告)
- お久しぶりです。久々の更新うれしかったです! (2019年6月18日 10時) (レス) id: 721e14765b (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ@書いたり書かなかったり(プロフ) - 雪さん» 雪さん、コメ有難うございます!勝手に臣君は心開いた子には無意識にパーソナル範囲狭くなりそうって思ってべたべたして貰いました!更新遅いですがまたよろしくお願いします!コメ本当に有難うございます!! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 41720338c2 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ@書いたり書かなかったり(プロフ) - 琳さん» 琳さん、まさかのしょうもない理由の痣でした、てへへ。 (2019年5月15日 22時) (レス) id: 41720338c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もぐもぐ | 作成日時:2019年4月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。