異端者はこの世界で生きることを決めたようです【名探偵コナン】

伍拾壹 ページ7

A side


『……お邪魔します。』


俺は阿笠邸に足を踏み入れた。




ーーまさかこんなにあっさりと入れるとは……




リビング(?)に出るとそこにはアニメで見た風景とソファーに座る哀ちゃんとコナン君がいた。





『…えぇっと……どうも、こんにちは………ん?おはようございますか…?』





と2人の前に歩いて行きながらそう言った。





ーーあぁ、コナン君の視線が痛い……






「……何しにきたのお兄さん……」


『ん?あぁ、そうだなぁ〜……俺について話にきたってところかな?コナン君、哀ちゃん………いや、新一君と志保ちゃん………』




「ーーなっ!?テメェ、何者だ!?」
「ーーッ‼」



『はいはい、落ち着いて。順を追って説明するから。』




今にも俺に噛みつきそうなコナン君を宥め2人と向かいのソファーに座る。






『じゃあ、まず自己紹介でもしますかね。俺は梗川A。この世界にトリップしてきた異端者です。』


「「……は?」」





・








・








・





『………と、まぁこんな感じかな?信じてくれた?俺がトリップしてきたってこと。』


「……ありえねぇ」
「……そんな非科学的なこと………」



ーーまぁ、確かに簡単には信じられねぇよな……
ーー赤井は別にして……



「でも、信じざるを得ないよなぁ〜…」
『……へぇっ!?』
「だって、自分しか知らないことまで知っていたんだから…」


『……そか……君達も信じてくれるのか……』



ーーこの世界の人達は優しいな……

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