異端者はこの世界で生きることを決めたようです【名探偵コナン】

捌拾伍 ページ41

服部 side

ーーin 梅小路病院


「……んっ……」

「平次、気いついた?」


昨日の帰り道、俺と和葉は能面被った男に弓矢で襲われた。



「気いつかはりましたか…?」


とそこへ、シマリスを連れた刑事がきた。


「あの短刀は?」

「鑑定に回してます。」

「そうか……ほんまは犯人の肌に触れてたもんがあったらええんやけど……」


「ところで、この絵何なんか判りはりますか?」

と、その刑事が例の謎の絵を見せる。
それに俺は無言で首を横に振った。

「そうですか……これに懲りておとなしゅうしてることですな。」

そう言って、刑事は病室を出て行った。
それに続くように、工藤の彼女も電話してくると病室を出て行った。

「……平次、うちもちょっと…」

そう言って和葉も病室を出て行った。


「そんじゃあ、工藤。俺らも行くか!」

「おい、大丈夫なのかよ?」

「平気や平気。」

ベットから出て急いで着替える。

俺らは誰かが来る前に急いで病院を出た。





≫≫数時間後≪≪

コナン side

ーーin 山能寺

おっちゃんのグダグダ推理を聞いた後、俺と服部は犯人に辿り着いた。
そして、絵の謎もわかりそこへ急いで行こうとするとAが行く手を阻んだ。

『ったく、怪我人がフラフラしてんじゃねぇよ!』

「……すまん…」
「A姉ちゃん、口悪くなってるよ…;;」

『ボウヤもボウヤだ…一緒にいたなら何故止めなかった?』

「……ゴメンなさい……」

そして今、俺たちは正座をして説教をされていた。

「でも、A姉ちゃんだって怪我しても動き回ってたじゃん。」

『………それは…』

「人のこと言えないよね?」

ニッコリと笑うとAはばつが悪そうに眼をそらした。


『それは………』

「だから、良いよね?行っても?」

『………はぁ〜、わかった。俺も一緒に行く。』


俺ら3人は仏光寺へと向かった。

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