異端者はこの世界で生きることを決めたようです【名探偵コナン】

捌拾貳 ページ38

A side

ーーin 山脳寺


『3人とも、すまなかった……』


散々、和葉の肩で泣いた俺の目は赤くなっていた。

「気にせんでええよ。」

「それよりも、大丈夫?」


蘭が濡らしたタオルを渡してくれた。
お礼を言いそれを目の上に乗っける。



『あぁ、だいぶスッキリした……』


「Aも泣くのね…」


『ハハッ…そりゃあ、俺だって人間ですから。』


園子がしみじみと言った。


「そうじゃなくてさ…何時も自分の感情を表に出そうとしないAがああやって泣いたから……」


"少し嬉しかった"とはにかんだ。









「……そっか、好きだった人を亡くしたんだ……」


『あぁ……約束を1つも守らずに俺の前から消えた。』



俺は泣いた訳を3人に話した。



「………辛かったね…。」



そう言って3人は俺を抱き締めた。






「だけど、A……」


園子が背に回していた手を肩におき俺の目をまっすぐに見た。


「お願いだから後を追う様なことはしちゃダメよ!」

『ーーッ!』


それを考えなかったと言えば嘘になるだろう。

実際、ジョディ先生から伝えられた時後を追うことを考えた。




ーーでも……



『そんな事しないよ…だって俺には守るべき人がいるから。』




ーー1度死んだ身…

ーーこの命は誰かを守るために使おうと……



「うん。」



"それならよろしい"と眩しいほどの笑顔を見て改めて決意した。


この子達の笑顔も守りたいと……









ーーすまないな赤井……
ーー俺はまだそっちには行けない……



"百人一首やろうや"と賑やかな3人を見ながらそんなことを思った。


◆◇◆

どうも、魄鬼です(*･ω･)ﾉ

女子4人のトークはここまで!

次からはちゃんと映画に沿っていきますよ〜(≧∀≦)

シリアス的にしたかったけど無理でしたね;;


"迷宮の十字路"が終わればいよいよ昴さん登場‼
ってもう、少しだけ登場してるんですけどねw

安室さんをどう絡ませよ〜…(´-ω-`)


あと数話で映画の話も終了‼
楽しんでいってください^ ^

では、よしなに……

◇◆◇

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