検索窓
今日:27 hit、昨日:38 hit、合計:24,733 hit

✾ ページ9

JN「皆、ちょっとよろしいですか?」




ソクジンの呼び掛けに、仕事をしていた人達がツキの方に目線を向けた。




JN「今日から我が校閲部に新しい仲間が加わります!ユ ツキさんです。」

『ユ ツキです。短い間ですが、よろしくお願いします。』

「短い間?」




ツキのこの発言に眼鏡をかけた男性がそう呟いた。




JN「じゃあ、こっち来て。」

『....。』

JN「これは、社員証。何か困った事があれば、隣のデスクの眼鏡をかけてるジミナに聞いてね。」

『はい....。』




JM「この紙の束を‪”‬ゲラ‪”‬って言います!」

『....じぇーじぇーじぇー?』

JM「え?」

『これなんて読むんですか?』




ツキがそう呟くと、ジミンは少し驚きながらもこう言った。




JM「これは、‪”‬JJJ‪”‬って書いてトリプルジェーと読むんだよ。」

『あぁ〜!JJJかぁ!変わった名前〜!』

JM「....ふふ。」

『え?』




急に聞こえてきた笑い声にツキが顔を上げると、そこには優しく子供みたいに笑ったジミンが居た。




JM「はは!ツキさん面白いね!JJJを普通に読む人なんて初めて見たよ!」

『え、だって普通読むじゃないですか!?』

JM「ぁー....こんなに笑ったの久しぶりかも。僕、パク ジミン。よろしくね。」

『....よろしくお願いします。』




一通り笑い終わったジミンは説明の続きを話し始めた。




JM「まずは、ノンブルと呼ばれる数字が間違ってないかチェックします。その後、素読みして誤字脱字の確認、語句や漢字の使い方が適切かチェックして、表記の統一をします。」

JM「例えば、主人公の表記は私なのか、わたしなのか、ワタシなのか。時間の表記はAMなのか、午前なのか、24時間制なのか等です。」

『なるほど....。』

JM「文章を読む時は、1文字1文字に集中して読むと見逃しを少なくすることが出来ます。明確な間違いは赤ペンで修正します。」

JM「例えば...この文章、どこが間違っているか分かる?」




ジミンが指差したところに書いてあったのは、‪”‬ルナは満天の星空をみあげた‪”‬と書かれた文章だった。




『...どっか間違ってます?』

JM「満天って、空いっぱいっていう意味なんだよ。だから、満天の星空は空がいっぱいという意味で被ってるから、正しくは‪”‬満天の星‪”‬だよ。」

✾→←✾



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
165人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。