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「このパンケーキ美味しそうじゃない?」
「ほんとだ〜。」
そんな女子大生を視界にとらえたテヒョンは、スマホを片手に話しかけた。
TH「すみません〜、この人ってどこの学部か分かりますか?」
「だれ?知らない。」
「でも、イケメーン!てか、お兄さん彼女って...?」
TH「ごめん、俺先輩とヒョン以外興味無いから。」
テヒョンは静かに断りを入れると、次の女子大生に声をかけていった。
TH「この人って分かりますか?」
「え、あ、いや...分かりません。」
TH「この人って分かります?」
「...かっこいい...!」
TH「この人って...?」
「お兄さん、この後空いてますか...?」
テヒョンは少しマシになった隈を触りながらうんざりとした表情をした。それもそうだ、テヒョンの今の姿はトレンチコートに黒のスラックスとシンプルなファッションだが、スタイルも相まって、まるでお忍びアイドルのようなオーラになっていた。
TH「はぁ...やっぱりここにはいないのかな...?」
テヒョンはそう呟き、オシャレなカフェルームを見渡しながら足早に歩いていると前方にあるテーブルにパソコンで何かをしている青年が居た。
「...。」
TH「...。」
テヒョンはその青年とスマホの画像を見比べながら、青年の前の席に座った。
TH「ねぇ。」
「...はい?」
TH「突然でごめんね。ちょっとサングラス外してくれる?」
「...え?」
TH「お願い。」
困惑する青年にテヒョンは詰め寄ると、青年は素直に外した。
TH「あ、居た。」
「...なんですか。」
TH「いや〜俺、こういう者なんですよ、はい。」
怪しそうにテヒョンを見つめる青年にテヒョンはパソコンを退かし、自分の名刺を置いた。
TH「うちの雑誌で、今男性の専属モデルを募集してるんだけど、モデルの子を探してるんだ。これ、君だよね?」
テヒョンは自分のスマホを青年に見せると、青年は力無くこう答えた。
「...あぁ、学園祭の時の。」
TH「名前、聞いても良い?」
JK「...チョン ジョングクです。」
TH「何年生?」
JK「...4年、です。」
TH「あぁ〜...じゃあ、もう就職先決まってる感じ?」
JK「あ、いや就職はしないんですけど...やりたいことがあって。」
TH「やりたいことって?」
JK「あ、書く方で...。」
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kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時