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「編集部とやり取りするのが、ここ。で、印刷所とやり取りするのが、ここ。それから...。」
白いシャツを着た男性が小さな部屋に案内すると、そこには山のように積まれた沢山の大辞典があった。
「大辞典類はここにあるから、好きに使ってね!」
『ありがとうございます!』
HS「何かあったら、このチョン ホソクになんでも聞いて!」
ホソクがそう言うと、ツキは隅に置いてあったミニチュアの家に目がいった。
『あれ、なんですか?』
HS「ん?あー...あれは、小説内に出てくる家の模型だよ!」
『え、そういうのも作るんですか!?』
HS「模型作るのは、俺ぐらいだけど、間取り図は大抵書くよ!でも、間取り図はナムジュナの方が上手いけどね。」
『ナムジュナ...?』
HS「あー、あ!おーい、ナムジュナー!」
NJ「...ぇ?あ、ホソガ...どうしたんだ?」
『え、なんですかその髪。』
ツキが怪訝な表情で見つめる先には、ボサボサになった髪の毛をした男性だった。
HS「もー、また赤ペン無くしたの?」
NJ「これで6本目だよ...。あ、初めましてツキさん。僕は、キム ナムジュンです。よろしくね。」
HS「ナムジュナは、ものはよく無くすけど間取り図を描かせたら部内1だからね!」
『えぇ、スゴぉい...!』
NJ「僕なんて、ジニヒョンに比べたらまだまだです。」
HS「でも、こんなに褒めてくれる子久しぶりだなー!」
ナムジュンとホソクはツキのその言葉に優しく笑いながらそう言った。
「おい、これやったの誰だ。」
「ちょ、先輩!」
部内が暖かい空気に包まれていたその時、扉から高級そうなスーツを着た男性と大きな箱を抱えた男性が入って来た。
「ミン サンイの新作担当したの誰だって聞いてんだよ。」
HS「あぁ、俺です。」
「ホソク、お前いい加減にしろよ?なんだよこれ。別荘の構造上?この部屋からはベランダに行くことは出来ません?校閲が作家にダメ出しする気かって、先生怒ってんだろ。」
HS「ごめん...。あ、でもこれ見て!」
ホソクは先程ツキに見せた模型を持って、男性に見せた。
いつの間にか入って来たカフェ終わりのソクジンとジミンもその様子を見守っている。
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kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時