大嫌いな後輩が小説サイトで人気作者だった件について【オリジナル】 (ページ2)

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嘉崎ページ2

私は嘉崎市花。女子テニス部の1年生

私は今部活で嫌がらせを受けている。部長の和泉澤A先輩に…。

理由はなんとなくわかっている。試合をした時に私が先輩に勝ってしまったから…。それ以降、ラケットのガットを切られたり、ボールを投げられたり、シューズを隠されたり

そんな状況に慣れてしまった自分が恐ろしい。でも私には二つの楽しみがある

一つ目は、大好きなお母さんが作ったご飯をたくさん食べる事。そして二つ目は、占いツクールでネッ友と話す事と、小説を作る事。

ユーザーネームは『いちごちょこぱふぇ』でやっている。理由は昔食べた時美味しかったから。なんとも単純だ

初めて小説を書いた時の年齢は10歳。小学4年生の時に、非ログで書いた二次創作。

見返すと、黒歴史が詰まっている。有り得ない体型の夢主、情景描写が無く、1話1話が少なく、台本書き…ああ思い出したくもない

あれから3年。他の人の小説をたくさん見て、色々な事を学び、小5の時にログインして、オリジナルと二次創作を書いた所、たくさんの評価、コメント、お気に入り登録が来た。

新作、続編を出すと必ず…と言っていい程コメントしてくれるユーザーさんやボードに来てくれたユーザーさんの心暖かなコメントで、辛い事なんて吹っ飛んでいった。仲がいい友達もたくさん増えた。

今日は珍しく朝早くから新作を出した。だいぶ前からプロットを貯めていて、早く書きたいとうずうずしていた作品…『椛(もみじ)が全て散る前に』を作成した。

作成した後はスマホをいじれなかったから評価などがわからないけど、たくさんの人が見てくれるといいなあ…

丁度その時に帰りのホームルームの終了のベルが鳴った。…嗚呼、部活がはじまる

学校指定のカバンを背負い、近くの席の友達に声を掛け、テニスコートに向かった。