検索窓
今日:7 hit、昨日:33 hit、合計:31,824 hit

1年2年合同任務! 19 ページ22

「勘違いしないでくれる?その子を助けたのよ。私と遊んでくれたもの」

「そんなことわかっている。お前の術式は自分を満足させた者への幸福だろう。それにしては何度も助けていたようだったがな」

「この子可愛いもの。呪術界(この世界)にいても穢れ知らずで可愛らしい。あなたもそう思ってるんでしょ?」


だから簡単に呪霊に連れて行かれる。



「はっ、貴様と一緒にするな。こいつは俺の器だ。必要だから助けた、それだけだ」

「…これはお互い苦労するわね」

「知った口をききおって。“座敷”童子という割には自分の敷地(座敷)であのような呪霊1匹制御出来んのだな」

「私、戦闘向きじゃないわ。それにアレは私を切望する人間共が作り上げた呪霊よ。勝手に作り上げた癖に制御なんて任せないで欲しいわ」


特級呪霊の口喧嘩に首を突っ込むほど馬鹿ではない。

パンダはさっさとその場から逃げた。






甘やかで優しい夢はお伽噺。現実とは非常である。


幸せな夢が夢だとわかった瞬間、あの時間は幻だったんだと自覚する。

ぼんやりと天井を見つめる目から涙が流れた。



「しゃけ!」

性急に意識が呼び戻された。


『っ、何、けほっ』

少し掠れた声は自分のものだった。


「こんぶ!」

横にいたのは狗巻。


『先輩、あれ、私…?』



今まで何をしていたんだっけ。

何か幸せな夢を見ていた気がするけれど、それが何だったか思い出せない。



「めんたいこ?」

『しゃけ』

ケラケラ笑って話し合う2人(会話ができているかは不明)


そこに禅院が入ってくる。

「棘、交たい…って起きたならさっさと知らせろよ」

Aが目覚めるまで見守る、という体で交代で休憩に勤しむ1、2年。

その辺はうまい休み方見つけたなと五条も便乗。



そのあと事情を聞いて驚くA。

まさか座敷童子に会っていたとは。初めて見かけたとき、初めて遊んだ時以外は全て別の呪霊だったとは。

宿儺が助けてくれていたとは。




それから数日して結界の修復完了、周りの呪霊討伐完了にて旅館を去る。

バスに乗ったあと、さちが、座敷童子が手を振っているのが見えた。








「もし、困ったなら私のところへ来なさい。私の呪いは強いわ。人に対してならね」

1年2年合同任務! 視点切替→←1年2年合同任務! 18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (126 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
367人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Pistachio(プロフ) - みずきさん» そうですよね!同じ意見の方がいて嬉しいです!これからも楽しんでいただけるようがんばります! (4月15日 20時) (レス) id: 33b4a3c3dc (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - つぶやき見ました。私も同感です!まだこれからも楽しみです! (4月14日 22時) (レス) @page33 id: d9f5409103 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - Shiroさん» わあ!コメントありがとうございます。うちの宿儺様を気に入っていただけて嬉しい限りです!これからも少しずつ書いていきますね! (4月11日 0時) (レス) id: 33b4a3c3dc (このIDを非表示/違反報告)
Shiro(プロフ) - いつも楽しく拝読しております、Pistachioさんの書く宿儺が大好きです!これからも応援し続けます! (4月10日 22時) (レス) id: 033ac6eba0 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます!何時もお読みいただいて嬉しいです!2人の幸せを願って楽しみにお待ちいただける嬉しいです! (1月23日 0時) (レス) id: 7b91fca8d2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Pistachio | 作成日時:2022年9月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。