1年2年合同任務! 6 ページ9
今までみんなにとっての辛い思い出を誰にどう聞けばいいかわからず、そもそも聞かないのが正解かとも思ったが気になってしまい、悶々と過ごしていたAはやはり同性であり話しやすい釘崎についに聞いてしまったのだった。
「ああ、それ?」
さして何も気にしていないような反応でペラペラ話し始めた釘崎に戸惑いながら話を追っていく。
『そっか…その、受肉してる人達がいたんだ』
見た目がどうでも祓うまで人との区別がつきにくい呪霊側の人間なんて最悪だな。
祓った後で実は人間でした、なんて…。
『タチが悪い』
「同意よ。狂った世界で人殺しまでしろだなんて笑えるわ」
そしてAにはもう一つ気になる事が。
「ひゃー!ひっろ!先生!これ貸切ってやつ⁉︎」
「うーん、違うけど人いないねぇ。時間帯かなぁ」
「泳いでいい?」
「めんたいこ!」
「いいね!」
「いや、駄目に決まってんだろ、っておい!」
やたらと反響した声が壁を挟んだ男子風呂から響く。
「うっせーな」
『ふはっ!男子ってなんでこうも子どもなんだろ』
「お?今の声、Aだな?僕がグレートティーチャーって話ー⁉︎」
壁越しに大声で話すのは普通にマナー違反なのでやめていただきたい。
『男子って子どもだなって話です!』
「おかかー!」
「そうだぞ!狗巻先輩もこう言ってるし!」
「そういうところが子どもだって話だ、馬鹿」
伏黒が全員にツッコミを入れてくれてよかった。収集がつかなくて結局Aも大声を出すところだった。
この合宿では1日だけ任務無しの自由時間があるためどこに行きたいとか、何をしたいとか2人で話していると禅院が入ってきた。
引き締まった身体を惜しげもなく見せて堂々と入ってくる貫禄たるや。
嘘じゃん。制服の上からでもわかってたけど胸でっか!!!おいおいおい、呪術高専って胸で学生選んでるわけじゃないよね?
「え!真希さーん!こっちですよー!」
釘崎がパシャッと水面を揺らして手を振る。
「おー、まだ入ってんのか。身体洗うからちょっと待ってろ」
「『はーい』」
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Pistachio(プロフ) - みずきさん» そうですよね!同じ意見の方がいて嬉しいです!これからも楽しんでいただけるようがんばります! (4月15日 20時) (レス) id: 33b4a3c3dc (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - つぶやき見ました。私も同感です!まだこれからも楽しみです! (4月14日 22時) (レス) @page33 id: d9f5409103 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - Shiroさん» わあ!コメントありがとうございます。うちの宿儺様を気に入っていただけて嬉しい限りです!これからも少しずつ書いていきますね! (4月11日 0時) (レス) id: 33b4a3c3dc (このIDを非表示/違反報告)
Shiro(プロフ) - いつも楽しく拝読しております、Pistachioさんの書く宿儺が大好きです!これからも応援し続けます! (4月10日 22時) (レス) id: 033ac6eba0 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます!何時もお読みいただいて嬉しいです!2人の幸せを願って楽しみにお待ちいただける嬉しいです! (1月23日 0時) (レス) id: 7b91fca8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pistachio | 作成日時:2022年9月26日 21時