俺が来た ページ7
左足が軋むように痛んだ
まだ痛むのか、と内心嫌になる
夢を諦めさせた後遺症は、この体にしっかり残っている
『…ぅ』
だめだ
顔色を変えるな
ここで後遺症を悟られたら負けだ
、
バリーーーーーーーン
窓ガラスが盛大に散る
窓の近くにいた私にガラスが降り注ぐ
飛び込んできた影が私を庇うように肩に抱きグッと胸に引き寄せた
甘い香り
「間に合ったか、、クソが」
ケッと悪態をつく
「もう大丈夫だ。俺が来た」
ニヤリと笑うその顔は、敵の笑顔とは違った
安心出来る、ヒーローそのものだった
ちょっとドキッとしたのは内緒にしておいて欲しい
、
ダイナマイトと少しだけ遅れて駆けつけたサンイーター達に敵は捕まり、事務所に被害を残したが怪我人なしでこの事件は幕を閉じた
「ごめんなあ、謝りきれへんで」
なんて、ファットは謝ってくれたし切島くんも環くんも心配してくれた
『いえ、私の不注意ですよ。やっぱり鈍りました、』
半年で一気に【護られる】立場になってしまった事に悔しさを覚えた
だが私にはやることがある
そう！
ダイナマイト事務所の土地探しだ！！！！
そう言って荷造りを始める私にファットは「イカれてるで、ほんと」なんて苦笑を浮かべた
、
、
お世話になったファット達に深くお礼を言い、爆豪くんと共に東京へ向かう
着く頃にはすっかり暗くなっていた
『ありがとね、爆豪くん』
「………勝己」
『勝己？』
「勝己って呼べや、呼び捨てでいい」
『…なんで？』
「嫌なのかよ？！」
『嫌じゃないけどさ！』
気になるでしょ！
なんで勝己！
「爆豪くんって呼ぶ顔してねェ」
『余計なお世話だわアホ』
本性表したな！？と言いたげに勝己は目を引き攣らせる
「今日、泊まってけや」
『は？』
「ホテルじゃ金かかるだろ。安心しろ、テメェみてぇなガキに手出ししねぇよ」
『年上なんだが？』
「手出しされてぇんか？クソが」
『いい度胸過ぎて笑えてくる、、、』
ひとまず今日は彼のマンションに泊まることになった
明日からは事務所探しが待っている
、
私、ダイナマイトのマネージャー始めます
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cherry*(プロフ) - やなさん» ありがとうこざいます😭かっちゃんほんと罪🤦♀️🤦♀️ (2021年10月22日 7時) (
レス) id: 1c3e9b003e (このIDを非表示/違反報告)
やな - 続きが気になる♡いつもと違う一面のかっちゃん好きです！！ (2021年10月14日 8時) (レス) id: 6c1718e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherry* | 作成日時：2021年9月13日 22時
