いねぇじゃねぇか ページ22
勝己side
午後22時35分
フーの本部から爆弾の処理が完了されたことが告げられる
それを合図に、とあるビルの前にヒーローたちが集まった
フーに所属しているヒーロー達だ
重要任務だが、人質がいる以上下手に大人数でかかれない
故に、この場には大手プロヒーロー達はあえて集まらなかった
幸い、敵は1人とわかっている
俺は重要参考人として先頭を切ることとなった
、
、
昼とは打って代わりビルには明かり一つ灯らなかった
ヒーロー達の半分は屋上から
もう半分は１階から
そして俺は昼間Aと会えた層から彼女を探し始める
、
、
、
昼間通った階段は壁では塞がっていなかった
やはり層を移動したのか
俺はそのまま前へ進み一つ一つの部屋を調べて回る
どこにもいねぇじゃねぇか
ゆっくりゆっくり、敵を足音とかで刺激しないように歩く
『ーーーーーーー』
「ーーーーーーー」
微かに音が聞こえた
話し声のような音だ
音の方向に近づくもそこには扉がない
いや、これは…………
個性で作られた壁か
舐めたマネしてくれるじゃねぇか
多少手荒になるが仕方がない
俺は今、彼女の無事な顔が見たくてしょうがないんだ
手のひらに熱を込める
ドォンという音を立てて中規模な爆発が起きる
吹き飛んだ壁の向こうで
白いワンピースのAは俯いた状態で立っていた
後ろに経つ白い髪の女が敵だろう
敵は彼女の首に手を回し脅すように刃物を突き立てる
Aの顔は俯いているせいで前髪が垂れて見えない
起きているのか、気を失っているのかさえ不明だ
そして、壁一面に俺の写真
『…んだよ、これ』
ニヤリと嬉しそうに笑う敵は一言
「お会いできて光栄です…！私のダイナマイト様…！！！」
その目は怪しく輝いていた
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cherry*(プロフ) - やなさん» ありがとうこざいます😭かっちゃんほんと罪🤦♀️🤦♀️ (2021年10月22日 7時) (
レス) id: 1c3e9b003e (このIDを非表示/違反報告)
やな - 続きが気になる♡いつもと違う一面のかっちゃん好きです！！ (2021年10月14日 8時) (レス) id: 6c1718e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherry* | 作成日時：2021年9月13日 22時
