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惣菜コーナーには揚げ物を中心にして茶色い料理が並んでいる。
どれもしっかり美味しそうだが、さすがに油っぽい食べ物を今食べるのはきつい。
すぐ横のサラダを手に取る。
でもここまで来たのにこれだけ買って帰るのも、なんだかもったいない気がする。
あ、そうだ。
甘いものでも買っていこう。
通り過ぎてしまったお菓子コーナーまで戻ろうと踵を返す。
その時、ポケットの中で端末が震えた。
画面に表示された3文字を見て、ため息を着く。
gin
そろそろ仕事が入る頃だろうとは思っていたけど、こんなに早く連絡が来るとは思っていなかった。
流れるように骨伝導の通信機を耳に仕込み、あくまで自然に通話を許可する。
幸い、時間帯が良かったのか客の数は少ない。
傍から見れば音楽でも口ずさんでいるように見えるだろう。
『…もしもし』
「《出るのが遅せぇじゃねぇか》」
お菓子コーナーには親子連れがいることを考え、目的地をお酒コーナーに変えた。
棚に並ぶ様々な色形の瓶を舐め回すかのように見て、時折手に取ってカモフラージュしながら会話を続ける。
『出先なので。仕事？』
「《ああ、最近日本で俺らのことを嗅ぎ回る犬が出しゃばってるらしい。…まあ、日本の公安か滞在FBIってところだ》」
『…』
黒ずくめの組織には多くの日本出身メンバーがいる。
活動拠点はまちまちでそれこそジン達は今海外にいるが、日本で活動してる下請けはかなりの数になる。
だから最近は、FBIの中で日本派遣が進んでいる。
もちろん日本の公安にとっていい気分では無いため許可はないが、独自かつ極秘に黒ずくめを追ってきた。
それこそ下請けと見られる人たちを何人か追い詰めるほどには。
…少し度が過ぎたか。
『…じゃあネズミ狩り？』
「《得意分野だろ、バレンシア。協力しろとは言わねぇが…せいぜい仲良く狩り尽くせ》」
『協力？』
「
ピンチであると同時に、思わぬチャンスだ。
狙われるのは
ジンたちがそのまま顔を出さないのであれば、3人の中で私が1番立場の高い幹部となる。
立ち回りにもよるが、同僚達を逃がせる可能性はかなりあるだろう。
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cherry*(プロフ) - Lalaさん» コメントありがとうございます🥲そう言っていただけて本当に嬉しいです❤️🔥亀更新ですが是非最後までお楽しみください、！！ (5月30日 17時) (
レス) id: 04cb4253df (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - 最高です！こんなに最高なストーリーは初めてです！大変でしょうが更新を待ってます。かなり楽しみです🥰 (5月30日 12時) (レス) @page38 id: a10f094dfd (このIDを非表示/違反報告)
cherry*(プロフ) - ナミさん» わーー！こちらにも！！ありがとうございます🥲すごく嬉しい🥲 (2023年4月9日 19時) (レス) id: 04cb4253df (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - コメント失礼します｡一気読みしてしまいました!作品の題名がすごくいいですね!!応援しています(^^)これからも頑張ってください!!! (2023年4月9日 13時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherry* | 作成日時：2023年2月4日 17時
