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昼夜問わず、私はパソコンに向かい続けた。

シュウがキールに撃ち抜かれた来派峠の映像を見て、キールについて詳細を調べて…その繰り返し。

得られる情報は皆無に等しかった。
何度試みてもそれは変わらない。



取り憑かれたかのように同じ作業をする毎日に嫌気がさし、私は久々に外に出ることにした。
そういえばろくな食事も取っていないような気がする。

軋むような頭の痛みは、目の疲れからだろう。





ガキ臭い。
どうしようもなく憔悴する自分に、そう思った。

シュウとキールについて何故ここまで必死になって捜索を進めているのか。
それは恐らく、彼の死に私の理解が追いついていないから。




心の拠り所を。
頼れる仲間だった彼を。

私はまだ”生きている”と信じているのだ。




シュウの死はカメラで腐るほど確認した。
ジンやベルだってそれを認めている。

何より、彼の死を最終的に確認したのは日本の公安警察だったはずだ。




…だからどう考えても、そんな事有り得るわけないのに。








いい加減、そろそろ組織から仕事でも来る頃。
いつアメリカに呼び戻されるかも分からない。


またジンに顔を合わせなければならないと考えると、反吐が出そうなほど気分が落ち込んだ。

流れるように組織の仕事の嫌な記憶が蘇り、より一層自分の掌に嫌悪感を覚える。







『…買い物、』




財布と部屋の鍵だけを片手に、私は靴を履いた。

根詰めるのは良くない。
冷静に考えると、今のままで何かが進歩するわけじゃないと思い始めてきた。



とりあえず、食べ物。


めんどくさいからどこかへ食べに行ってもいいのだが、ちゃんと喉を通るか心配だったためそれはやめた。
惣菜とかすぐ食べれるものだけ買って家でゆっくり飲み込もう。

最寄りのスーパーまで数分。
日が傾き始めた空の下、私は風を感じながら歩いた。

.→←case.24(内容修正あり)



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cherry*(プロフ) - Lalaさん» コメントありがとうございます🥲そう言っていただけて本当に嬉しいです❤️‍🔥亀更新ですが是非最後までお楽しみください、!! (5月30日 17時) (レス) id: 04cb4253df (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - 最高です!こんなに最高なストーリーは初めてです!大変でしょうが更新を待ってます。かなり楽しみです🥰 (5月30日 12時) (レス) @page38 id: a10f094dfd (このIDを非表示/違反報告)
cherry*(プロフ) - ナミさん» わーー!こちらにも!!ありがとうございます🥲すごく嬉しい🥲 (2023年4月9日 19時) (レス) id: 04cb4253df (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - コメント失礼します。一気読みしてしまいました!作品の題名がすごくいいですね!!応援しています(^^)これからも頑張ってください!!! (2023年4月9日 13時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cherry* | 作成日時:2023年2月4日 17時

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