いえ、パンダです2【降谷零】

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『…何があったのかは予想し辛いですが、予備戦力がいると見ることもできます。そこでプランC』




そして次は大きく地図が映し出される

任務実行予定地であるビルと倉庫に赤く光るポイントが当てられた



『微力ではありますが、Bプラン実行予定地付近のこちらの公園にて予備戦力を待機させます。万が一首謀者による予備戦力がいた場合はそちらの制圧を、もしBプランに人が足りなかったらそちらの加勢を。状況を見て判断します』




プランCの指揮は私が請け負う




零さんが言った私が前線に出向かない、とはこういうことだ
私は一旦全体が見えるところで状況を把握して、何時でもこちらが有利に立てるように設計しなければならない

故に、ABのプランには表立って賛同しない






そして最後に鳴ったクリック音でモニターには複数の画面が映し出される

それら全てが監視カメラから送られてくる映像だ







『付近の監視カメラの権限は借りています。また、ビルや倉庫の内部にある監視カメラにはこちらからアクセスをして映像を盗んでいる状態です』







建物内部を移しているであろう画面に切り替わる

倉庫は無人、ビルには人が複数人



顔が映る度にカメラのようにフォーカスが上がる

リストアップした人物と照合できるようにしてあるのだ







『昨日から首謀者以外の人物はビルに出入りしていることが確認されています。反対に倉庫への出入りは今のところ見られません』









全てのプランを聞いた零さんが立ち上がる








「異常事態がなければ作戦は予定通り明日の早朝に決行。相手は爆発物や武器を所持している可能性が高いからくれぐれも慎重に完遂しよう」






ピリッとした空気が室内を包んだ

決行まで時間が無い

公園にて→←case.12-警察庁にて

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