Chapter 5 ページ7
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「ここが音楽室でここが理科室!広くて覚えるの大変だよね、正直私も覚えきってない!」
お昼休みご飯を食べてのあに学校内を案内してもらう
本当に広くて学校内で迷子になりそう
『綺麗な学校だね。元いた学校が古過ぎたのかな、ここに来てびっくりした。』
「綺麗なのかな?他がわかんない!
あ!ここがこの学校おすすめのスポット!」
スポット と言うから何かなと思うと指されたのは窓
窓がおすすめ?ホコリひとつないの?
「ここから見える中庭!」
そう言われて下を覗くと花で彩られた中庭が見える
確かにすごく綺麗で映えそうだなーなんて思う
「それでね、人気のもうひとつの理由はー」
「キャー!!!」
眺めている方から女子たちの歓声が聞こえる
なんだろうと思って中庭をまじまじと見る
「さとみくん!パス!!」
「ほらよ!ころん!シュート!!」
「任せて!」
そう言いながらボールを持った人はゴールに向かいシュートを決める
どうやらバスケをやってるらしい
ん?
『あの人…』
女子たちからキャーキャー騒がれている青い髪色の人、どこかで見覚えがあるような…
「ねえ忘れたの?wwさっき言い合いしてたじゃんw」
『あー!!青林!!』
隣の席の青林ろんただっけ、そんな名前だった、多分
シュートを決めたのはそいつだった
キレてどっか行ったと思ったら昼休みにバスケか
なんて睨みつける。女子に囲まれて鼻の下を伸ばしてる
「ふっwほんとに興味無いんだね、ころんくんに」
『逆になんでみんなあんなに群がってるのか分からない』
「かっこいいんじゃん?
あ、じゃあ他の5人も興味無いのかな?もう1人のピンク髪の人、どう思う?」
『チャラそう』
「それファンに言ったらキレられるからやめときなね」
知るか。と心の中で毒づく
なんにせよ、この学校では上手く楽しく過ごすのが目標なんだから、人気者なんかと関わりたくないし関わる必要も無い
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作者名:彩玖 | 作成日時:2022年6月19日 1時