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Chapter 13 ページ15

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「もう8時だよー!終わってー」

マネージャー画像声をかけると やっと終わったー と声を漏らしながら部員たちがボールを片付ける

3時間ほどユニフォームを洗ったりスポーツドリンクを作ったりしていたが思ったより疲れた。伸びをしてまだ終わっていない作業を片付ける

「おつかれさまー!」

終わるとすぐにるぅと先輩が駆け寄ってくる

『お疲れ様です!』

「ちゃんとできた?お仕事」

『出来ました!先輩のおかげで!』

「ふふ、偉い偉い」

『へ』

るぅと先輩はそう言うと私の頭を数回撫でる
急なことで体が固まってしまう

「ん?Aちゃん、どうしたの?」

不思議そうにるぅと先輩は私の顔に目線を合わせるように屈みじっと見てくる




『なっ、なんでもないです!』


すぐ目を逸らして背中を向け逃げてしまう














きっと、心臓がばくばくしているのは走ったせいだよね










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「やるねぇ〜るぅとくん〜」

「なに、ころちゃん」


るぅとくんが珍しく恋の駆け引きみたいなことをしているからニヤニヤと近付いていじる

「みんながやりたいって言ってるの押しのけるほどだもんね〜」

「うるさい、ころちゃん」

「なに?好きなの?」

「ころちゃんには関係ないでしょ」

「ええ〜」

「いやーね、幼なじみの恋を応援したいわけですよ」




「Aちゃーん!ちょっといい?」

『はーい!』


新しいマネージャーが呼ばれ部室から出てくる
それを目で追うるぅとくん


「ぷっ」

それを見ると思わず吹き出してしまった僕

「なに?」

「なにもー?」









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作者名:彩玖 | 作成日時:2022年6月19日 1時

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