なにわ恋愛注意報発令中＿＿＿!?【Ⅱ】 (ページ17)

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菊地「ちょっとすみません。さっきから気になってることがあるんで聞いてもいいっすか?」

二宮「いいよ」

菊地「お前は何でずっとニヤニヤしてんの?」

先輩の許可を取ってから、うちに視線を流して疑問を投げ込む風磨くん。ヤバッ、バレてたのか。
うちは”アハハ～”と笑いながら、「皆さんがカッコよくて悶えてたんです」と答えた。
すると、「あー、ヤマと風磨が憧れの先輩なんだっけ?」と二宮くんが話を振ってくださった。

『はい!入所する前から尊敬しています……!
　やから、お二人と共演させて頂けるのがホンマに嬉しくて!!』

中丸「それぞれ単品で好きだって言ってる後輩の話は聞くけど、
　山田くんと菊池両方推してますっていうのはちょっと珍しいね」

二宮「そもそも系統が全く違うもんね」

”どうしてこの二人だったの?”と二宮くんに聞かれたうちは、憧れ始めた経緯をお話した。
山田くんはドラマで全力で演技している姿を見て、
風磨くんはバラエティー番組に出演しているのを見て好きになった。
そこからライブ映像とか見始めたりCDを買ったりするようになった。

『ー－－お二人は、私に夢を与えてくれたヒーローなんです。
　だから今度は、私がファンの人たちに夢と愛を届けられる人になりたいなぁと思ってます』

山田「……直接ファンの声を聞けると嬉しいね。ありがと」

菊地「山田くんはともかく、俺を尊敬してる後輩がこんなに純粋で真面目な子だなんて……」

何故か感慨深そうにしている風磨くん。
何か変なことでも言っちゃったんかなと焦っていると、
「印象操作でもされたんじゃない?」と二宮くんが静かな声で茶々を入れた。

菊地「ちょ、やめてくださいよ。ガチトーンでそれを言うと本当っぽく聞こえるじゃないっすか」

風磨くんが明るくツッコむと、その場に笑いが生まれた。＿＿＿うん、やっぱり風磨くんって凄い。
ご本人は「何で俺?」と不思議そうにしてるけど、うち的には最高のアイドルやと思う。
顔が良くてカッコいい上に、トーク力も高い。
生意気やって誤解されることもあるけど、裏では誰よりも真摯で礼儀正しい。

まさに愛され上手の”アイドル”やなって感じがする。

うちはそんなことを考えながら、よにのちゃんねるさんとの会話を楽しんだ。

ー－－ミニゲームしながらお互いのことを質問し合ったり、
過去の出来事を振り返ったりしたお話はまた別の機会に。