西畑大吾くんと。 ページ6
西畑「愛してるよゲームってええよなー」
ダンス練の休憩中、学校の課題をやっているとタオルとスポドリを持った大吾くんが現れた。
一瞬何のことか分からんかったけど、すぐにこの前のみっちーとのショート動画を思い出した。
あぁ、結局失敗しちゃったあの回のことか。
西畑「愛してるよゲームってええよなぁ〜!」
数日前の記憶を振り返っていると、大吾くんが再度同じことを言い出した。
”いや、一回言われれば聞こえますって”とツッコもうとした瞬間、あることが頭をよぎった。
ー−−これ、もしかして遠回しにやりたいとお願いしてるやつ?
ストレートに誘ってもうちが断るから戦法を変えてきたんやな。
しばらく考えて迷った末、「……やりますか？」と尋ねた。
西畑「ええの〜!?ほなやろ!」
……この人、うちから誘わせるのが目的やったやろ。
嬉しそうな笑みを浮かべる様子から察するにうちはそう考えた。
大吾くんに「俺からやってもええ?」と聞かれたうちは”あ、全然いいっすよ”と適当に返した。
西畑「＿＿＿結城。愛してるで?」
朝ドラに2回も出演させて頂いた効果が出てるのか、初めてやったときよりあざとさが増していた。
うちの目を見ながら真っ直ぐ伝えてくる大吾くんに、危うく照れそうになってしまった。
流石に一発目で負けるわけにはいかん。うちの面目が潰れちゃう。
冷静さを取り戻さなアカンなと思っていると、大吾くんが「く〜!」と呻き声を上げた。
西畑「やっぱり結城強いなぁ」
『まぁ、大吾くんよりは』
西畑「何やその言い方!ムカつくわ〜。よし、次耐えてやるから見とき」
正直、棒読みで台詞を言おうかと思っとったけど、これは早めに終わらせた方が良さそうやな。
うちは大吾くんの手を両手で握り、身長差を生かして上目遣いをした。
そして最後は満面の笑みを浮かべて＿＿＿。
『大吾くん、愛してるで』
西畑「……っ!ズルい!こんなんやられたらニヤけるに決まってるやん」
案の定、大吾くんは盛大に頬を緩ませて床に崩れ落ちた。
自分の耳が赤くなってんのがバレんようにしながら「うちの勝ちですね」と言った。
このゲーム、言う方も心臓に悪いわ。下手したら大吾くんより先にアウトになってた可能性ある。
＿＿＿もうちょっとだけ、余裕のある
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
