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世間的に見れば、怒ったら怖そうなのは丈くんって答える人が多いと思う。
やけどこういうのは案外逆なのもで、普段ニコニコしてる人が一番怖かったりする。
そう＿＿＿。まさしくそれが当てはまるのが大吾くんだ。
いつもは甘えん坊のわんちゃんって感じやけど、怒らせたときは誰よりも恐ろしい。
『し、心配掛けたくなくて……』
西畑「何かあってからじゃ遅いって、毎回言ってるよな?」
怒鳴られてるわけやない。ただ質問されてるだけやのに、圧を感じる。
……怖いけど、それだけ本気で心配してくれてるんやな。
そのことに気付いたうちは自分の中に申し訳なさが込み上げ始め、「ごめんなさい」と頭を下げた。
少し間を置いてから、大吾くんのため息を機に凍りついていた空気が緩んだ。
西畑「こっちこそ、いきなり圧かけてごめんな。結城のことがホンマに心配やったんよ」
藤原「詳しい話は撮影が終わってから聞くわ。今は仕事を優先しよう」
大橋「せやな!気持ちを切り替えるのは難しいとは思うけど、なるべく楽しんだ方がええよ」
年上組が口を開くと、うちら年下組は安心して息をついた。
この人らが怒ってると、なにわ男子とは思えんぐらい殺伐とした雰囲気が生まれるんよな。
とりあえず、無事に話が終わって良かった。
そんなことを考えながら、うちはみんなと一緒にスタジオに入った。
「お疲れ様でーす!皆さん素敵な笑顔でしたので、最高のお写真が沢山撮れました!」
カメラマンさんの言葉にお礼を言いながら、うちらは楽屋に戻った。
楽屋に帰って中に入ると、案の定うちの上着は鞄の上に置かれていた。
しかも、綺麗に畳まれているあたり余計に恐怖を感じる。
思わず息を呑んで立ち止まっていると、大橋くんがうちの上着に手を伸ばした。
大橋「ー−−うん、特に問題なさそうやな。はい、結城。大丈夫やったで」
うちの上着に何か仕込まれていないか確認した後、彼は上着を渡してくれた。
躊躇することなく危険がないか調べてくれたことに感謝しながら、
うちはニコッと笑って心から「ありがとうございます」と伝えた。
彼の優しさと勇気の感動しながら上着を受け取った瞬間、更なる違和感に気付いた。
長尾「……結城?どうしたん?」
『＿＿＿この上着に、知らん人の匂いがついてる』
そう言い放ったその時、
いつも明るいなにわ男子の楽屋が今までにないくらい警戒と緊張が走った。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
