腕相撲 ページ41
西畑「なにわの最強王は誰だ!?心理腕相撲対決〜!!」
大吾くんのタイトルコールを合図に、うちらは「よっ!」と合いの手を打った。
本日三本目の動画撮影だけど、その疲れを感じさせないほどうちらは盛り上っていた。
＿＿＿”腕相撲”と聞けばまず一発で勝者が分かりそうやけど、今日の腕相撲はひと味違う。
YouTubeのコミュニティガイドラインに引っ掛からない範囲であれば、
どんな手段を使っても構わないというまさかの企画になっている。
西畑「どなたから行きますか?」
『はい!うちやりたいです!』
ルール説明を終えた大吾くんと目が合ったので、そのままの勢いで手を挙げさせてもらった。
誰と対戦するんかなぁとワクワクしていると、年上組の推薦でみっちーと戦うことになった。
”キャー!”と興奮しながら「しばらく手洗えへん」と叫ぶと、
うちの隣に立っている道枝駿佑という人物が「汚いな」と苦笑いしながら呟く声が聞こえた。
『いやいや、推しとの握手は一生の宝やから!』
長尾「みっちーって結城にとって推しだったん?」
『道枝担寄りの箱推し』
うちの回答を聞いたみっちーは恥ずかしそうに「はよやろ!」と勝負を促した。
息が荒くならへんように呼吸を整えながら、うちは椅子に座って机に肘を立てた。
そして対戦相手の名前を呼び、「うちのこと、絶対弱いと思ってるやろ?」と尋ねた。
道枝「流石に結城には負けへんよ」
『言ったな!?負けたら何でも一つ言うこと聞いてもらうで!?』
藤原「罰ゲーム重すぎやろ」
騒がしいガヤに囲まれながら、うちはみっちーと手を繋いだ。
「細いし白いし何かちょっとえっちぃし最高やな」と早口でまくし立てると、
”どういうこと!?”と一斉に疑問の声が上がった。
長尾「二つ目までは共感できるけど、三つ目はマジで意味分からん」
『これがなにふぁむの心の中やで、謙社』
ヲタクが限界状態になると語彙力失うからな。
ニコニコしながらみっちーを見つめていると、大吾くんが「準備はいいですか?」と質問を投げた。
”いつでもイケるで!”と返答すると、試合開始の合図が出された。
どう出ようかなぁと悩んでいると、「結城」と呼ぶ声が耳に入った。
道枝「俺の目をじっと見つめて」
『え?あ、うん』
10秒ぐらい見つめた後、うちの表情金はお手本のように緩んでしまった。
その隙にバッと腕を倒され、うちは見事に完敗した。
道枝「やった〜!勝った!」
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
