大西流星くんと。 ページ5
結城side
『流星くん、メイク道具貸してくれませんか?
今日は何故かうちの相棒たちはお家にSTAYしてるみたいなんですよ』
大西「いや、普通に家に忘れたって言えばええやろ」
ライブ開演直前の楽屋待機中にそうお願いすると、
彼は可愛らしい笑顔を浮かべながらポーチを渡してくれた。
”これで今日も生きていけます”と言いながら泣いてるフリをすると、
「化粧品で生きていくとかどんな世界線?」とアイラインを引きらながら突っ込んできた。
『うちはキラキラアイドルやから、お顔を綺麗にすることが必須なんです』
彼の隣の椅子に腰を掛けながらそう言うと、「そうですか」と棒読みで返答された。
”塩すぎて辛い!うちに糖分をください!”と叫ぶと、
「ちょ、ここで大声出さんとって!?耳壊れるかと思ったわ」と言いながら片手で耳を塞いだ。
反射的に謝罪の言葉を述べると、「許さん」と返されてしまった。
これはマズイ。りゅちぇパイセンの機嫌を損ねちゃったやつかな。
『どうしたら許してくれます?』
大西「じゃあ、渾身の一発ギャグを披露で」
『エグッ……!サラッと飛んでもないこと要求してきますやん』
ここにいるは二人だけとは言え、カメラも回っていない所で一発ギャグは流石にキツイ。
”マジか”と頭を悩ませていると、流星くんは肩を震わせながら「冗談やって」と呟いた。
良かった。ホンマに安心したわ。危うくうちのメンタルが崩れ落ちるところやった。
ホッと胸を撫で下ろしていると、彼は「それより」と言って立ち上がった。
大西「結城のメイク、俺がやってもええ?何か顔見てたらやりたくなってきた」
『え、ありがとうございます!これで今日もキューティフェイスを保てます』
大西「はいはい、結城はすっぴんでもかわええで?」
『ん?』
”メイクするから早く目閉じて”と急かしてくる彼に対し、
うちは「地味に爆弾落とさんかった!?」と食い下がった。
「何が?」と呆れ気味に聞き返す流星くんに、「今、可愛いって……」と小さく声を漏らした。
大西「別に大したこと言ってないで。口に出さんかっただけで、いつも思ってたことやし」
『な、え、ん?』
大西「ー−−”糖分”、欲しいんやろ?」
いつものキュートな笑顔とは違い、悪戯な笑みを浮かべる流星くん。
＿＿＿やっぱり、この人には勝てへんな。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
