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大橋「残って正解やったわ」
藤原「あぁ。明日、会社に連絡せんとな」
『えっ!?いや、そこまでせんでも……』
事務所にこの事が伝われば、あのスタッフさんは確実にこの業界から消される。
そうなると、彼の職を奪うことになる。急に職を失ったら、絶対大変よな……。
確かに怖かったけど、失職させるのは気が引けてしまった。
大橋「ん〜、結城。相手のことを思いやるのは大事はことやけど、それを発揮するのは今やないで?」
藤原「結城みたいな女子高校生に手を出そうとするタイプは、これからも同じことをし続ける。
これ以上被害者が増える前に、即急に対処せなアカン」
なるほど……。これは、うちらだけの問題やないんやな。
納得したうちは「分かりました」と言いながら首を縦に振った。
その返答を見た彼らは顔を見合わせてから「ほな、帰るか」と歩き出した。
うちも二人に続いて足を一歩踏み出した瞬間、バランスを崩して前に倒れそうになってしまった。
寸でのところで丈橋に支えてもらい、うちは何とか怪我をせずに済んだ。
大橋「大丈夫?」
『……おかしい、ですね。足の震えが止まらないんです』
二人が来てくれはったことによって安心したはずやのに、何故か震えが止まってくれへん。
焦りを抱えながら俯いていると、頭上から「ちょいと失礼」という声が聞こえた。
ビックリして顔を上げる頃には背中と足に腕を回され、お姫様抱っこをされていた。
『丈くん!?何してはるんですか!?』
藤原「ちょ、落とすから暴れんとって!ここからタクシーまでの距離だけやから我慢しーや」
『で、でも、めっちゃ目立ちますよ!?』
藤原「深夜やし、周りもそこまで気にせんやろ」
そう言って、丈くんはスタスタと足を進ませた。
隣から「おんぶの方がええんちゃう?」みたいな疑問の声が聞こえたけど、そういうことやない。
途中から羞恥心を捨ててタクシーを待っていると、案外早く来てくれた。
大橋くん・うち・丈くんの順番で中に入り、最初はうちの家に向かってくれることになった。
二人はうちが不安にならへんようにずっと話を振ってくれたり、手を握ったりしてくれていた。
『＿＿＿丈くん、大橋くん。ありがとうございます』
会話が途切れて社内が静まったときにお礼を言うと、彼らは何でもないかのように頷いてくれた。
……やっぱり、この二人はいざという時に頼りになるなぁ。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
