＊ ページ36
阿部「はい」
「あべちゃ〜ん!遊びに来たぜ!!」
聞き慣れた明るい声がドアフォン越しに響き渡り、阿部くんはこめかみを押さえた。
大丈夫かなと思いながら様子を窺っていると、
彼は「お客さんが来てるから今日は帰って」と帰宅を促した。
すると、「結城ちゃんのこと?」と質問が返ってきた。
阿部「何で知って……」
「昨日ラウールと電話してたら教えてもらった!」
「悪いけど、とりあえず入れてくんね?ここに長居してると目立つ」
阿部くんはため息をついた後、うちに視線を流した。
”入れてもいい?”と目線で聞かれたため、うちはコクンと頷いた。
入室の許可をした数秒後、今度はさっきとは違う場所のインターフォンが鳴った。
「空いてるよ!」と阿部くんが大声を出すと、ガチャッと扉を開かれた。
「おっじゃっましまーす!」
「お邪魔します。突然押しかけてごめん」
現れたのは、ピンク髪の佐久間大介くんと黒髪の渡辺翔太くんだった。
立ち上がって「おはようございます」と挨拶をすると、「やっほ!」と元気な声が耳に入ってきた。
渡辺くんも若干疲れた表情で「久しぶり」と言ってくれた。
阿部「ー−−それで、今日はどうしたの?」
佐久間「結城ちゃんに会いに行くために、仕事終わりのしょっぴーと遊びに来ました」
渡辺「道でばったり遭遇したら半強制的に連行された」
その言葉に阿部くんは「なるほどねぇ」と頷いた。
うちに会うために遊びに来たって……嬉しいけど、今は複雑やな。
でも、あんまりプライベートで絡みないのに珍しいな。どうしたんやろ。
阿部「てか、二人とも結城ちゃんと絡みあったんだね」
佐久間「あー、うーん、そうだね?」
阿部「何で疑問形?」
渡辺「俺は仕事もプラべもマジで絡みないよ」
佐久間くんとはライブの楽屋裏とかで会話を交えたことはあるけど、ガッツリお話したことはない。
渡辺くんも彼の言う通り、表でも裏でもほとんどお話したことがない。
まとめると、お二人ともほぼ初対面みたいなものだ。
阿部「＿＿＿ここにいてもいいけど、騒がしくはしないでね。
結城ちゃんが勉強に集中出来ないから」
「はーい」と返事をしたお二人は、少しの間だけ静かにしてくれた。
やけどめめくんたちと合流したことによって一気に騒がしくなり、室内が賑やかになった。
……勉強は出来ないけど、これはこれでアリやな。そんなことを考えながらうちはクスッと笑った。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
