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菊池「こんなはずじゃなかったんだけどなぁ」
『ええやないですか、執事服。似合ってますよ』
菊池「いやいや、俺の場合”コスプレ感”強いでしょ。明らかに浮いてるよ?」
うちの言葉をお世辞だと言って聞かない風磨くん。ー−−今の彼の衣装は所謂王道の執事服。
白のYシャツに黒のジャケットに銀のボタンとチェーンが付いてるお洒落なデザインで、
シンプルかつ上品さを表している。
うーん、カッコいいとは自覚済みやのにこういうときは気付いてくれへんのよなぁ。
『ホンマにカッコいいですよ。こんな執事がおるんやったら、お嬢様も毎日が楽しみになりますね』
菊池「……結城って褒めるの上手いよな」
照れたようにそう呟く風磨くんを見てうちはホッろした。
すると、彼は話を逸らすように「そういえば、山田くんは?」と辺りを見回した。
確かに、さっき更衣室で別れたときから一度も姿を見てない。
どこにいるんだろうと目線を散らばせていると、”キャー!!”という悲鳴が聞こえた。
驚いて声がした方に視線を送ると、そこには＿＿＿。
『山田、くん……?』
菊池「どうしたんですか、そのライブ衣装みたいなやつ」
所々金が散りばめられた赤いジャケットには縦に並んだ気品のあるボタンが付いており、
肩には花に見立てた紅の紐が装飾されていた。
色味が赤・黒・金・白にまとめられていて、凄くカッコイイ。
この衣装を綺麗に着こなせるなんて、流石山田くんやな……。
「いやぁ、衣裳部屋に王子服あるの見つけちゃってね。
山田くんなら絶対似合うなぁと思って着てもらったんだ。
うんうん。君たち全員ものすごーっく似合ってるよ!」
満面の笑みを浮かべながらパチパチと拍手するカメラマンさん。
正直気恥ずかしさはあるけど、ここまで来ると楽しいという気持ちも湧いてくる。
憧れてる先輩方のコスプレ姿に見惚れていると、「早速撮影しよっか!」という合図が入った。
最初は山田くんを真ん中にして王子に仕える執事とメイドの雰囲気を出してたけど、
途中から「メイドを取り合う感じでお願い!」と謎の指示を受けた。
『何か、当初の目的からどんどんズレていってません?』
山田「まぁ、実際ドラマの伏線宣伝をするための撮影だからこれでもいいんじゃない?」
菊池「一応、ドラマの後半で取り合いとかあるらしいし、ある意味ピッタリでしょ」
そんな会話をしながら、うちらは色んなポージングをして無事撮影を終えた。
HappyBirthday Dear Takahashi Kyohei→←コスプレ
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
