高橋恭平くんと。 ページ4
ー−−ヤバい。ビックリするぐらい眠い。ちゃんとコーヒー飲んだのに全然眠気が覚めへんな。
このままじゃ次の撮影に支障が出るから早く何とかしたいんやけど、相手が手強すぎる。
はぁ。最近忙しくてあんま寝れんかった影響がここで来るとは。
スマホで時刻を確認し、まだ次の撮影までに時間があることが分かったうちは、
ソファーでくつろぎながらゲームをしてる恭平の元へ近づいた。
『きょろちゃーん』
高橋「ん？」
『15分だけお膝貸して。仮眠取りたい』
枕代わりにしようと思ってそうお願いしたら、恭平は驚いたように目を見開いた。
やけどうちの目が虚ろなのに気付いたのか、彼は快く「ええよ」と許可してくれた。
お礼を言って恭平の膝に頭を乗せると、想像以上に硬かった。
反射的に”かたっ……！”と声を漏らすと、「人の膝借りといて失礼やな」と返された。
思ったよりも膝が硬くて寝れるか心配やったけど、
限界を迎えたうちの体はあっという間に暗闇の中へ意識を落とした＿＿＿。
高橋恭平side
休憩時間にいつも通りゲームをしてたら、結城が珍しいお願いをしてきた。
最初はそういうノリなんかなって思ったけど、綺麗な明るい瞳が光を宿していないのを見て察した。
ホンマに疲れとったみたいで、2分も経たないうちに眠ってしまった結城。
室内がそんなに寒くないとはいえ、この格好で寝たら風邪引くよな。
そう思った俺は自分が着ていた上着を脱ぎ、彼女の体にそっと掛けた。
メンバーの俺から見てもデビューしてからより垢抜けて大人になったなぁと思ったけど、
寝顔は相変わらず昔と同じように幼いままで。俺の心はあっさり保護欲に駆られた。
無防備すぎて心配にはなるけど、それ以前に今は結城のことが心配だ。
頑張り屋さんなのはええことやけど、ここまでの状態になると流石に心配になる。
俺は自分の手を上に上げて睡眠の邪魔をしないようにしながらそんなことを考えていた。
……この体勢を15分間キープは無理やな。
それを悟った俺は片手でスマホを持ち、もう片方は結城の頭に置いた。
起きる気配なし、か。これはもうちょい寝かせた方がええな。
メンバーとスタッフさんにお願いして、
次の撮影が開始するまでの時間を15分先伸ばしにしてもらった。
＿＿＿ちゃんと寝てスクスク育つんやで、
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
