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西畑「……最近、なにわ男子が沢山の人に知ってもらえる機会増えてきたやん?」
『そうやね』
西畑「こういうライブもそうやけど、テレビとか雑誌の撮影になにわ男子が呼んでもらえる。
凄いありがたいしずっと夢やったからホンマに嬉しいんよ。
＿＿＿けど、時々、それが怖くなるときがある」
何となく、言いたいことが伝わった。うちも同じ経験をしたからよく分かる。
”この仕事が嫌いとかやないで?”とうちが誤解しないように付け足した後、
大吾くんはゆっくりと言葉を紡いだ。
西畑「メンバーのおかげで毎日楽しいし、お仕事が増えるのも純粋に嬉しい。
やけど最近、ほんの一瞬怖くなるときがあってな。
期待に応えられんくて失望されたらどうないしようとか、
センターなんやからもっとしっかりせなアカンとか」
”そういうネガティブな言葉が頭の中をグルグルしてる”
静まり返った空間の中で大吾くんはどこか苦しそうな声で言い放った。
どうにかしてあげたいのに、どうすることも出来ない。
うちは悔しさを感じながら自分の手を握り締めた。
『ー−−ごめんなさい』
西畑「え?」
『うち、大吾くんに”大丈夫やで”とも”頑張りすぎんようにな”とも言えん。
後輩であるうちには大吾くんを引っ張れるような力はないし、
努力したいと思ってる人に”無理しすぎんように”なんて言葉は伝えられない。
やから、うちは大吾くんに何もしてあげられへんっ……!!』
涙を堪えながらそう言うと、後ろからクスッと笑う声が聞こえた。
「も〜、何で結城が泣いてるん?」と、彼特有の甘くて優しい声が耳に入った。
大吾くんは抱き締めていた腕を離し、ムクッと起き上がった。
それに倣ってうちも体を起こすと、大吾くんはうちの頭を撫でてくれた。
西畑「ありがと、結城」
『うち、何もしてないですよ……?』
西畑「俺にむちゃくちゃ大きい愛を送ってくれたやん。それだけで俺は十分元気が出たから」
気を遣われているのかと思い口を開こうとした瞬間、今度は正面から思いっきりハグをされた。
咄嗟のことにバランスが取れずそのまま後ろに倒れると、大吾くんは満面の笑みを浮かべていた。
西畑「＿＿＿結城、もうちょい体幹鍛えた方がええで」
『この状況でそれかい!しかも、うちが倒れたの大吾くんのせいやろ!』
……良かった。少しだけでも、ホンマに元気が出たみたいやな。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
