お風呂 ページ26
結城side
ありがたいことにアリーナツアーが決まり、ホテル暮らしが続いていたある日。
壮絶なジャンケン大会の結果、うちは流星くんと同室になった。
最近は丈くんとか謙社が多かったから久々やなぁと思っていると、
荷物整理をしていた流星くんが「結城」とうちの名前を呼んだ。
大西「1時間後ぐらいに大橋くんの部屋に集合して反省会しよって大ちゃんからLINE来たで」
『了解!……あ、お風呂入ろうかなっって考えてたんやけど、集まるなら入らん方がええかな?』
大西「ご飯も食べた後やし、ええんちゃう?恭平とかも入ってから来るやろうしな」
うちは”なるほど”と頷いてから「お先に失礼しまーす」と言って服を持ち、
部屋に付いてたお風呂場に足を踏み入れてドアを閉めた。
明日歌う曲の歌詞を口ずさみながらシャワーを浴び、体を温めてから部屋着に着替えた。
髪を拭きながらドアを開けると、スマホをいじっている流星くんの姿が見えた。
『上がったで……って、あれ?』
大西「ん?どうしたん?」
『＿＿＿もしかして、流星くんもお風呂に入る予定でした?』
ベットの上に綺麗に畳まれてある服と大量の美容セットを見ながらそう言うと、
流星くんは不思議そうな顔で「う、うん。まぁ」と答えた。
うちは即座に膝を折って地面に手を付け、「すみませんでした!!」と謝罪した。
大西「え、何が!?」
『
大西「それだけ!?そんなん別に気にせんでええよ!」
流星くんのことやから怒らずに許してくれるやろうけど、うちの中の罪悪感が凄い。
申し訳なさを感じながら顔を上げると、「それを言うなら」と彼は口を開いた。
”俺は女の子を優先しただけやから。男の後にお風呂入るのは抵抗あるやろ?”
大西「俺が勝手に結城を優先させただけであって、結城が申し訳なく感じる要素は一つもないで」
『流星くん……いつになく”男の人”って感じやな』
大西「いつも男やけど!?」
”俺のこと何やと思ってるん?”と笑ってツッコむ声を聞きながら、
うちは「ありがとうございます」と頭を下げた。
「やっぱり持つべき先輩は流星くんですね」と言うと、「嘘くさっ!」と返されてしまった。
『嫌やなぁ、うちは本気で言ってますよ』
大西「本気やとしたら演技力を疑うわ。なにわの演技派とは思えんほど棒読みやったで!?」
そんな会話を交わしながら、うちらは笑い合った。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
