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『あれ、思ったより普通やな。やっぱりお湯やなくて水やないと出来ひんのかな』
高橋「結城は豪快に水をかけすぎてんねん。こういうのはもっとラフにいかへんと」
『あー、そういうこと?』
ー−−アカン。こいつらどっちもアホやわ。
俺は呆れながら脱衣所に置いてあった白いタオルを手に取って結城に渡した。
天真爛漫なのは結城のええことやけど、メンバーには警戒心がほぼないに等しいから困るんよな。
薄っすらと見える下着を見ないようにしながら、俺は「前、隠しーや」と言った。
結城は頬と耳を赤くしながらサッと胸元にタオルを当てた。
ちゃんと羞恥心はあるみたいやけど、俺らに言われるまで気付かんのが問題なんよなぁ。
そろそろ真面目な教育指導した方がええんかなと考えていると、隣から「俺さ」と声が聞こえた。
西畑「……割とガチでこの子らの将来が心配なってきたんやけど」
大橋「俺らの教育が行き届いてなかったんかな」
藤原「一応、定期的に教えてはいるんやけどな」
年上組であれこれと言っていると、謙社が結城の頭にふわっとタオルを被せた。
”はよ体拭かんと風邪引くで”と言いながら、謙社は結城の頭を拭いてあげていた。
流石男子組の最年少。気配りが早いし上手いな。
大西「……そういや結城、着替えってどうするん?」
『えーっと、ダンス練のときに使った服を着て帰ろうかと＿＿＿クシュンッ!!』
説明してる途中でくしゃみを響かせた結城。お湯とは言え真冬に濡れたんやから、そりゃ寒いわな。
「ほな、はよ乾かして着替えた方がええんちゃう?」と言って彼女に視線を送った。
結城はコクンと頷いてシャワールームを出た。
道枝「結城、疲れてるんかな」
大橋「うーん、結構ヤバそうやな」
うちの結城は疲れが溜まると、思考がきとんと働いてないのか奇行を取るくせがある。
この時が来たってことは、ホンマに限界に近いってことやな。
後でマネージャーさんに連絡して結城の休みを取ってもらわんと。
『呼ばれて飛び出て参上!雨宮結城、着替えて参りました』
西畑「ガッツリ深夜テンションやん。ちゃんと休むんやで?』
大吾は心配そうにしながらも明るく振る舞い、
ストレッチパンツに薄手の長袖Tシャツを着ている結城の肩に自分のカーディガンを掛けた。
結城は目を見開きながら「わぁ、ありがとうございます!」と嬉しそうにしていた。
＿＿＿全く、世話のかかる末っ子やな。
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
