長尾謙社くんと。 ページ3
長尾「結城〜!早く早く!」
『ちょ、謙社声大きい……!』
なにわ男子がデビューするというおめでたいことが決まり、
”忙しくなる前に制服デートしよ!”と誘われ、うちらはオフの日に二人でブラブラしていた。
デビューすると言っても知名度はまだまだやからそんなすぐにはバレんと思うけど、
どこでファンの人と遭遇するかは分からんし、警戒はしておかなきゃいけない。
長尾「苺ミルク味のタピオカやって!あー、でも抹茶ミルクと焦がしキャラメルも旨そうやなぁ」
『分かった。分かったから。とりあえず声のボリューム抑えてくれへん!?』
長尾「え、これでも抑えてる方やで?」
『どこがやねん。むしろ周りに響き渡っとるわ』
さっきからタピオカ屋さんの店員さんとかお客さんとかが温かい目でこっちを見てるし!
”あの子ら元気やな”みたいな優しい目で見られるの結構恥ずかしいんよ。
小声でそう説明すると、謙社はいたずらな笑みを浮かべながら「堪忍堪忍」と言ってきた。
全然反省してなさそうやけど、まぁええわ。今は早くメニューを決めることの方が重要やからな。
長尾「何にする?納豆ミルクにする?」
『いや、そんなバラエティーみたいなタピオカが売ってるわけ……』
すると、ある商品がうちの目に留まった。
”新発売!納豆ミルクタピオカ 新感覚が味わえます”
……嘘やろ。むちゃくちゃ不味そうな組み合わせやけど大丈夫なん?
思わず頬を引きつらせると、隣から”とりま、結城これいっとく?”という声が聞こえた。
『うちは断固苺ミルク派やから。あと納豆とタピオカは分けて食べたい』
長尾「それはそう。……あ、俺は抹茶ミルクでお願いします」
謙社が「タピオカぐらい奢ったるわ」って言ってくれたけど、
少額でもお金を出してもらうのは気が引けたから割り勘にしてもらった。
商品を受け取りタピオカを飲みながら街を歩いていると、”美味い?”と尋ねられた。
『ん、美味しいで。やっぱり苺ミルクちゃんが最強やわ……って、何しとんの!?』
愛を語ってると、横から謙社の顔がニョキッと現れ、うちが飲んでいたストローに口をつけた。
すると謙社は「うん、これもむっちゃ美味いわ」と言ってニコッと笑った。
更には自分が飲んでいた抹茶ミルクもこっちに差し出し、「飲む?」と聞いてきた。
＿＿＿あぁ、もう、これだから謙社は油断出来んのよなぁ……!
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
