恋人繋ぎ ページ14
結城side
高橋「いやー、ホンマに寒いな。凍えそう」
大西「うぅ、ここまでくると体力持ってかれるなぁ……。
あー、アカン!歩いて数分やのにもう帰りたくなってもうたわ」
『誰ですかこんな寒い日に原宿に遊びに行こうって言った人』
たまたまお休みの日が被り、せっかくやからみんなで遊ぼうってなって、
流星くん・恭平・うちの通称”ギャルメン”で遊びに行く計画を立てていたうちら。
「原宿のショッピングモールとか行って何か買った後にプリクラでも取ろ〜」って考えてたのに、
外が寒すぎるせいで予定が崩れそうになっていた。
大西「遊びに行きたいって言いだしたのは結城やけどな」
『あれ、そうやったっけ』
高橋「タクシーでも拾います?」
大西「ここからやったら場所的に歩いて行った方が近いんちゃう?」
頭が若干回ってない状態で小ボケをかましていると、恭平が寒そうにしながらそう提案をしてきた。
別に金銭的に余裕がないわけやないけど、ここで使うのは少し嫌やな。
そんなことを考えながも言い出せずにいると、
流星くんが「体力つけんとな、ちょっとでも動いた方がええで」と気を遣ってくれた。
高橋「確かにそうっすねぇ……あ」
『どうしたん?』
高橋「結城、左手をパーにしたま上に上げて」
＿＿＿またこのパターンか。
大ちゃんの一件で警戒心が高まったうちは恭平の指示に苦い表情を浮かべた。
「めちゃくちゃ嫌そうにするやん」って流星くんに笑われたけど、
今のうちにはそんなことを気にする余裕はない。
必死に抵抗したけど男の人の力に敵うわけもなく、
うちはあっさり左手を掴まれて恭平の右手と恋人繋ぎをさせられた。……なんこれ?どういう遊び?
意味が分からず困惑していると、
そのまま繋がれた手を彼が着ていたコートのポケットに手を突っ込まれた。
大西「ちょ、恭平、何してるん!?」
高橋「人肌に触れてる方が温かいかなぁと思って」
『週刊誌の人とかファンの子に遭遇して勘違いされたらどうするん!?』
高橋「流星くんもおるし大丈夫やろ」
二人きりやないから変な誤解を与えることはないやろうけど、プライベートでこれは恥ずかしい。
すると、うちの右隣を歩いていた流星くんまで恭平と同じことをやり始めた。
”歩きにくいんですけど!”と訴えても、「まぁまぁ、荷物持ったるから」と言われるだけやった。
ー−−何この状況!?こんなん知り合いじゃなくてもビビるわ!
遭遇情報→←HappyBirthday Dear Fujiwara Joichiro
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雨萩さくり(プロフ) - 影さん» こちらこそ参加させてくださりありがとうございました！！興味を持ってもらえて凄く嬉しいです✨なにわ男子様は特に面白いしカッコいいので是非見てみてください(*´ω｀*) (2月15日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - 2回目のご参加、ありがとうございますー！正直、あまりジャニーズ様のことはあまり知らないのですが、雨萩さくり さんの小説で興味がわいてきました！テレビなどに出ていたら見てみようと思います！ (2月15日 18時) (レス) @page21 id: 2ac859685b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年1月26日 15時
