君は私の猫 3 ページ9
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「お疲れ様です」
「トムくんおつかれ！ いまから休憩？」
本当はもう上がってきたんだけど。
班が違うAさんはそれを知る由もなく、私は真顔のまま「はい」と嘘をつく。
対して本当に休憩時間らしいのに彼女は、何やらそこら中を漁り歩いている。探し物だろうか。
「トムくーん、私のペン知らない？ 黒のボールペンなんだけど」
「知らないですね」
「だよねぇ」
視線をこちらに向けることなく訊ねたAさんは、尚も休憩室のペン立てや小物入れを端から覗いていく。
私はソファに腰かけ、少しは�爐蕕靴��畤局颪�うとスマホを手に取った。
何をしようと試みても、あまり身が入らないんだけれど。
当然といえば当然で、今私は好きな人とべらぼうに広くはない部屋の中で二人きり。
いつもより少しだけ、心臓は早鐘を打っている。
「どういうやつですか？」
「……え？ あ、ペン？ えーっとね……」
元より物の少ない休憩室。
物色を終え、少しだけしょんぼりとした表情のAさんに問いを投げかければ、一拍あけてボールペンの
それを聞けば……なるほど。
それは偶然にも、私が大学で使っているボールペンと同じ物だ。
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じばくスイッチ(プロフ) - 葉華さん» お読み頂き、コメントまでありがとうございます。tmさんがトリリンガルと知って衝動書きしたものなのであまりキャラクターを捉えきれていないと思いますが、そんな風に言ってくださる方のお陰で書いてよかったと思う事が出来ます。こちらこそ、ありがとうございます。 (1月21日 20時) (
レス) id: 3711322760 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - あとがきを読んで、とても考えて作られているんだと驚きました。tmさんの夢小説が無いに等しい中、この作品を見つけられて幸せです。面白い作品をありがとうございます。 (1月18日 20時) (レス) @page12 id: 799c11267c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じばくスイッチ | 作成日時：2022年4月19日 0時
