君は私のmögen 1 ページ2
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──拝啓、日本の皆さん。私たちは今、海の向こうにいます。
かなりの人数のスタッフを動員させ、ここ数日行われている海外でのとある撮影。
その撮影と撮影のちょっとした空き時間に、同年の二人をカフェに行かないかと誘えば、返ってきたのは渋い返事だった。
「……そんな元気よくあるね」
「ごめん、俺やんなきゃいけないことあって」
二人とも手元にはパソコン。
呆れたように私を見る河村はともかく、福良の言っていることは嘘では無さそうだ。
「折角の外国なんだよ？！ なんかもっとこう……ないの？！ やる気というか！ 観光したいという気持ちは！」
「ない」
「ないか〜」
真顔で即答する河村に、ぽきりと心の折れる音がした。
「もしかしたら作問のアイデアが見つかるかも！」と、ちょっと前にこうちゃんと二人で部屋を出て行った山本のアクティブさを少しは見習ってほしい。
仕方ない、この二人を説得するのは諦めよう。
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……となれば、一人で行くか。
そう。二人を外へ連れ出すことに失敗したとて、そこで外出を諦める私では無い。
サブのカバンにスマホと財布を入れると、一人そそくさとドアへ向かう。オートロックの部屋だから、カードキーは忘れないように持っていかないと。
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じばくスイッチ(プロフ) - 葉華さん» お読み頂き、コメントまでありがとうございます。tmさんがトリリンガルと知って衝動書きしたものなのであまりキャラクターを捉えきれていないと思いますが、そんな風に言ってくださる方のお陰で書いてよかったと思う事が出来ます。こちらこそ、ありがとうございます。 (1月21日 20時) (
レス) id: 3711322760 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - あとがきを読んで、とても考えて作られているんだと驚きました。tmさんの夢小説が無いに等しい中、この作品を見つけられて幸せです。面白い作品をありがとうございます。 (1月18日 20時) (レス) @page12 id: 799c11267c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じばくスイッチ | 作成日時：2022年4月19日 0時
