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黒尾「あー。それでさっきは項垂れてたのね」

カクテルを持ってきた黒尾さんが向かいの席に座っている

いや、仕事は??←

黒尾「お客様のお悩みを聞くのも仕事の1つです〜」

お客さんも少ないしね〜とドヤ顔をかます男


黒尾「ずっと知ってるもんだと思ってましたわ。まさか知らなかったとは」

「職業とか聞かれなかったし、心地よいから別にいいかなーって過ごしてたんですよね」


マイペースですね〜と笑われる
本当にそう思いますっ


黒尾「まぁ、いい機会じゃないですか」

ニヤニヤとしながら話す
絶対悪いこと考えてる


意味がわからず眉をひそめて彼を見る


黒尾「普段の彼と向き合うのもいいんじゃないですか?Aちゃんの気持ちともね」

私の気持ち?


黒尾「おっと、ご予約のお客様がいらっしゃるのでこの辺で。まぁ、楽しんでいって下さいな」

よいしょっと席を立ち時計を確認する黒尾さん

黒尾「席はこのままにしましょう。Aちゃんには新しい発見があるんじゃないですかねぇ〜?」

そういたずらっ子の様な笑みを浮かべてカウンターへ戻って行く


「新しい発見って…もうしちゃったわよ」

これ以上に何を発見するっていうのよ
黒尾さんは変な人だな


「まぁ、マスターの戯言って思っておけば「黒尾さーん!来たで〜」…ん?」


あれ?私侑さんのこと考えすぎて幻聴までしてきた感じ?


まっさかーと入口を見ればご本人様じゃないですか()

軽く周りを見渡す素振りをしているのを感じ、咄嗟にメニュー表で顔を隠す

(今鉢合わせるとか気まず過ぎるんですけど!?バレないようにしなきゃ…)

カウンターが明るい分テーブル席は暗めになっており、おまけにこの席は向こうから死角の席
バレる事はないだろうとほっと息をついた


黒尾「いらっしゃいませ。こちらのカウンター席へどうぞ」


カウンターに座る男性2人

(予約って侑さんの事だったのね)


マナー違反かもしれないが好奇心には勝てない
見えないことをいいことに耳をすまして会話を聞いてみる

「今日の試合は〜」「翔陽くんが〜」など、話が弾んでいるようだ

翔陽くんって日向くんのことかな?
試合…バレーボール選手って本当なんだな


会話の中からどんどんピースとして繋がっていく


角名「そう言えば、見つかったんだって?侑の好きな子」

侑さんの好きな子?

侑「おん。長かったわ」

侑さん好きな人いるんだ

ズキッ
「嘘…」
気付いてしまった

あぁ本当に今日はツイテいない

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設定タグ:宮侑 , ハイキュー!!   
作品ジャンル:恋愛
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桜狸(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです!!泣ご心配ありがとうございます泣これからも更新していきますのでよろしくお願いします!!! (2020年9月8日 8時) (レス) id: 248de44e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆきさん» 桜狸さん、たびたび失礼します。↓で、桜狸さんのお名前を誤変換してしまいました。大変申し訳ありません!修正できないため、こちらでお詫びさせていただきます…。 (2020年9月7日 22時) (レス) id: 62301cea16 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 桜理さん、いつも素敵なお話をありがとうございます!桜理さんの書く侑くんと梨沙ちゃんの世界が大好きです!お仕事お忙しいことと思いますが、これからも無理をせず更新していってくださいね。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 1f668ec96f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜狸 | 作成日時:2020年8月3日 23時

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