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貴『ん〜っ 久しぶりだぁ〜』
慧「…俺がなにより嬉しいわぁ」
貴『なーに慧くん、感動泣き?』
慧「ばぁか、泣きません」
次の日。 とうとう退院の日がきた。
目の前には、私と慧くんが住んでいたアパート
いつぶりかなぁ…
また、ここに戻ってくる事が出来てすごく嬉しい。
・
母「今は彼の側がいいのよね。
でも、何かあったらすぐ呼びなさいよ」
慧「了解しました」
貴『了解しましたぁっ』
お母さんからの了解を得て、また2人で住むことになった。
・
ガチャ
ドアを開くと共に、懐かしい香りと面影が蘇る。
慧「へへっ おかえり、A」
貴『……ただいま、慧くん』
うん
幸せだ
この、一瞬一瞬が
幸せ。
このまま、時が止まってしまえばいいのに。
・
・
慧「まずは、退院祝いだね」
貴『えっ?』
慧「友達呼んでさー 好きなもん沢山食べて、飲んで
Aの退院祝いだよぉ」
目を細めてヘラヘラっと笑う慧くん。
私のために考えてくれたのだろう
胸がギュ、と苦しくなった。
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あやか(プロフ) - こんな泣かないよってくらい泣きました。国語力なく誰のコメントも書いたことがなくさくらんぼさんが初めてで伝わりにくいかも知れませんがもう嫌とか人生嫌って人に見てほしいと思いました。生きたいけど出来ない人の辛さ分かりました。本当にありがとうございました。 (2017年4月4日 5時) (レス) id: 2f59a603bc (このIDを非表示/違反報告)
Blue White - 涙。何回読んでも泣けます!幸せな時間をありがとうございました。 (2017年3月12日 13時) (レス) id: 96f5815679 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - めっちゃ泣けました!! (2017年1月31日 18時) (レス) id: 445f9048f6 (このIDを非表示/違反報告)
潤純*(プロフ) - すごく感動しました。大切な人を失うことがとても辛く、悲しいことが改めて分かりました。私もこんなに自分を愛してくれる人を見つけてたいです。この小説を書いてくださり、本当にありがとうございました。本当にいい小説でした! (2016年11月26日 23時) (レス) id: 4cd23dc5db (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーkeiki - すごい涙が止まりませんでした。この作品を読むことができて良かったです。ありがとうございました。 (2016年11月26日 20時) (レス) id: 110dd33b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*さくらんぼ* | 作成日時:2016年7月29日 22時