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大貴「あーっ楽しっ!いつぶりかなこれ」
隣にストンと座ってきた大貴くん
なにかと隣はいつも大貴くんだっけ、
いつもの定位置で。
変わらない位置と、変わらない関係に微笑む。
貴『このまま皆同じ道に進めばいいのにね』
そうすれば、私がいなくなったって皆一緒にいれるのにね
…
明るく、そんな意味で溢した言葉に、突然大貴くんが止まった。
大貴「……」
貴『…ん?』
大貴「あーっごめん!ぼーっとして……
あは、ぅわやばっ…」
そう漏らし俯きながら片手で目を擦る彼。
____________________え?
大貴「ごめっ… くっそ……」
壊れそうなか弱い声。
そっと肩に触れると、微かに震えてて
貴『大貴…くん……?』
涼介「大ちゃん?…え、うっそ」
光「どーしたどしたぁ …あ」
みんな、大貴くんを見て表情を歪ませる。
大貴「う…っ ごめんっ…!こんなつもりなかったんだけど、泣くつもりなかったんだけどっ…!
そんなこと聞いたら…っ」
そう言ってうずくまった彼。
時々ヒック、と泣きすする声が聞こえて。
あぁ…私のせいで泣いてる、って
貴『大貴くん…ごめん…』
慧「A、それは違っ…」
光「そうだよ。Aちゃんのせいじゃない」
ポン、と肩を優しく叩かれる。
だけど、目に入るのは悲しく声を押し殺して泣いてる大貴くんで…。
大貴「やっぱ、無理……っ
Aちゃんいなくなんの耐えらんねぇよ…」
涼介「…」
光「…」
慧「……、」
________ごめん ごめんね
ごめんね みんな………。
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あやか(プロフ) - こんな泣かないよってくらい泣きました。国語力なく誰のコメントも書いたことがなくさくらんぼさんが初めてで伝わりにくいかも知れませんがもう嫌とか人生嫌って人に見てほしいと思いました。生きたいけど出来ない人の辛さ分かりました。本当にありがとうございました。 (2017年4月4日 5時) (レス) id: 2f59a603bc (このIDを非表示/違反報告)
Blue White - 涙。何回読んでも泣けます!幸せな時間をありがとうございました。 (2017年3月12日 13時) (レス) id: 96f5815679 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - めっちゃ泣けました!! (2017年1月31日 18時) (レス) id: 445f9048f6 (このIDを非表示/違反報告)
潤純*(プロフ) - すごく感動しました。大切な人を失うことがとても辛く、悲しいことが改めて分かりました。私もこんなに自分を愛してくれる人を見つけてたいです。この小説を書いてくださり、本当にありがとうございました。本当にいい小説でした! (2016年11月26日 23時) (レス) id: 4cd23dc5db (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーkeiki - すごい涙が止まりませんでした。この作品を読むことができて良かったです。ありがとうございました。 (2016年11月26日 20時) (レス) id: 110dd33b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*さくらんぼ* | 作成日時:2016年7月29日 22時