5話 ページ7
｢｢｢｢｢｢ありがとうございましたァ！｣｣｣｣｣｣
試合が終わり
無事に片付けも済ませ、
そろそろ帰ろうと荷物を持って
クロ達と体育館を出ようとした時
帰宅の準備をしてたであろう女マネがこちらへ走ってきた。
女マネ｢鵠さん！｣
A｢ん？
あ、皆先行ってていいよ。
＿どうしたの？｣
女マネ｢あの、先程は
すみませんでした！！｣
そう言って頭を下げる女マネ。
A｢？あぁ、試合前のあれか
君が謝ることじゃないよ。
そもそも何も知らなかったんだし、
便乗してバカにしたりしてこなかったでしょ？
…ま、俺が脚壊して選手引退したのは紛れもない事実だしさ！
こっちこそ巻き込んでごめんね、ほら、顔上げて？｣
女マネ｢いえ！そんな、私
先輩が酷い事言うの止めることだって出来たかもしれないのに……｣
自分を卑下しがちなのは、きっとこの子の癖なのかな。
A｢＿女マネちゃん、いちご好き？｣
女マネ｢＿え？は、はい｣
ﾍﾟﾘｯ
A｢えいっ｣
ｶｺﾝｯ
女マネ｢ふぁえ？｣
包みを外した小さな棒付き飴を
顔を上げた拍子に口へ入れる。
A｢あげる。
そんな下ばっか向かなくていいんだよ。
今日練習試合中の数時間だけしか見てないけど、
君はちゃんとマネージャー出来てるよ、自信もって。
＿次会うのは、インハイ予選かな
また会えるといーね、じゃあね。｣
少しびっくりしてる女マネに手を振り
少し遠くにいるクロ達の元へ向かうと、
黒尾｢なぁ〜にAさんったら、ウチの学校だけじゃ飽き足らず
他校でもタラしこんじゃってえ〜｣
ニヤニヤする黒尾
研磨｢ほんとにね。
まあ、Aの天然タラシは今に始まったことじゃないし……｣
ゲームをしながらクロに同意する研磨
リエーフ｢Aさん！流石っす！！｣
芝山｢流石っす…！｣
何故か尊敬の眼差しを向けるリエーフと芝山
そして、
山本｢お前ええぇぇ！
相変わらずいっつも一人で全部かっさらって行きやがってええ…｣
俺の肩を掴みブンブン揺らしながら
何故か悔しそうな顔をする虎
A｢うわっ、ちょっと、虎、揺らしすぎだっての｣
夜久｢虎、その辺にしとけ〜｣
やっと虎に解放されて、歩き始めると
今度はクロに肩を組まれる。
黒尾｢オニーサン、一体何人落としたら気が済むの｣
A｢え？いや、そんなつもりは…｣
黒尾｢最後のあの女マネの顔、ありゃ完全にお前に落ちたね。｣
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キクラゲ(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！(^^)更新頑張っていきますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。 (3月11日 7時) (
レス) id: c522cf4b3f (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！この作品めっちゃ面白いです！！続きがとても待ち遠しくなります！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 17時) (レス) @page21 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2024年3月6日 7時
